大学パンフ

2016.3.16

職ナビ!~救急救命士編~

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救急車に同乗して、患者の症状が急変したときに応急処置をおこなう仕事です。具体的には、気道の確保、心拍の回復、輸液処置のような方法で対処します。

以前は、医療行為は医師にしか許されておらず、救急隊員が処置をおこなうことはできませんでした。しかし、危篤状態の患者の対応には一瞬一瞬の判断が必要とされます。そのため、1991年に救命率の向上を目的として資格がつくられることになりました。

救急救命士は、普段は消防官として消防署に勤めています。仕事内容は、現場の立ち会いだけにとどまりません。出動までの間、待機しているときは救急車の中の機器の整備や安全確認などの業務もおこなっています。

休憩・仮眠時間はあるものの、いかなるときでも出動命令があれば現場に向かわなければいけません。体力が必要とされるハードな仕事です。また、人の生命を左右する業務なので、常に緊張感の中で仕事することになります。メンタル的な負担も大きい仕事と言えるでしょう。その分、患者さんを助けられて、感謝されたときは大きな喜びを感じることができると聞きます。

①救急救命士になるには?

大きくわけると2つあります。1つは、高校卒業後、「専門学校(2~3年間)」、「短大」、「4年制大学」の救急救命士養成を目的とした学科やコースを修了した後、救急救命士国家試験・消防官採用試験を受験する方法です。(両方の資格に合格する必要があります)

2つめは、消防官として就職してから、6カ月以上の講習を受けて、5年以上もしくは2000時間以上救急業務の実務を経験します。すると、国家試験の受験資格が得られます。合格すれば、晴れて救命救急士になれるのです。

②救急救命士に向いている人

救急救命士に第一に求められるのが体力です。そのため、普段からスポーツをやっていて、体力づくりができている人などは適していると言えるでしょう。

また、人の生命を左右する極限の状況に耐えるためのメンタルも必要とされます。ちょっとしたことでは動じないという人も向いているのかもしれません。また、「絶対に患者さんを助ける」という強い責任感が持てる人も救急救命士向きでしょう。

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