大学パンフ

2016.6.15

職ナビ!~臨床心理士~

①仕事の内容

臨床心理士の所属する場所はさまざまです。中学校・高校といった学校、病院の精神科、心療内科、児童相談所や老人ホームといった福祉施設、一般企業など。おこなう業務は、心理テストを使った心の問題や性格判定、カウンセリングがメインです。

臨床心理士は、カウンセリングの対象者(クライアント)が抱えている心の問題を把握し、一人ひとりに適した心理技法を用いてサポートをしていきます。なかなか自分の本心を話したがらないクライアントもいるので、共感を示し、安心感を持ってもらうようにしなければいけません。相手の心をいかに開くかは、臨床心理士の対応ひとつにかかっているのです。

近年、人々の「心の問題」に焦点があてられるようになり、臨床心理士の活躍の場所は広がりつつあります。しかし、臨床心理士は国家資格ではないため、給与といった待遇は安定しているとは言いづらいです。今後、国家資格になり、社会的な地位が高まれば、待遇は改善されるのではないかと考えられています。

②臨床心理士になるには?

臨床心理士の試験を受けるには、臨床心理士指定大学院(臨床心理士専門職大学院)を修了する必要があります。ただし、大学院には「1種」と「2種」があり、2種を卒業した場合は1年間の実務経験を積んでからしか、臨床心理士の試験を受験することができません。

臨床心理士になりたい人は、スムーズに大学院に入学するために、まずは大学の心理学部や心理学科への入学を目指すといいでしょう。

③臨床心理士に向いている人

人の悩みを聞き続けることになるので、精神的に強い人には向いています。また、人の気持ちの変化を敏感に察する力も要求されるので、普段から友だちの様子の違いにすぐ気がつく人にはピッタリの仕事と言えるのではないでしょうか。

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