大学パンフ

2016.8.27

職ナビ!~教師~

皆さんもよく知っている「教える仕事」。職種によって、仕事内容が細かく変わってきます。

 

①仕事の内容

 

・小学校教師
小学校に所属し、9科目すべてを教える教師。(美術や図工などは別の先生が教えることもあります)

 

・中学校教師
専門科目1科目の指導をおこないます。また、部活の顧問を担当することも。

 

・高校教師
こちらも専門科目1科目を指導しますが、中学より科目が細分化されています。(社会科→日本史・世界史・政治経済・地理・倫理)大学受験にも直結するため、より高度な専門的指導が必要とされます。

 

教師は公立学校の場合、地方公務員扱いになるので給料もそれに準じています。年功序列型が採用され、40代の平均年収は約700万円だそうです。しかし、部活指導やテストの採点、面談などで勤務時間が長くなりがちなのにも関わらず、残業代は出ません。そのため、労働時間と給与が見合っていないという意見はよく聞かれるところです。(私立は学校によって給与が変わります)

 

②教師になるには?

 

大学院、大学、短大で教職課程と言われるカリキュラムを修了すると、教員免許状が発行されます。その後、公立学校の場合は教員採用試験、私立学校の場合は各学校の教員採用候補者試験を受験して、合格すれば教師になれます。

 

試験の倍率は小学校の場合、3~20倍、中学で40~50倍、高校で100倍を超すとも言われており、非常に狭き門です。そのため、正規の教員ではなく、長期休暇をとっている先生の代わりに働く「非常勤講師」として働く人もいます。

 

気をつけるべきは、学校や学科によってとれる教員免許の種類が変わってくること。「『教育学科』だから、きっと色々な資格が取れるのだろうと思っていたら、一部科目の資格しか取れない……」、ということもよくあります。逆に、「教育大学」「教育学部」でなくても、文学部といった学部では教員免許がとれることもあります。教師になりたい人には、大学選択をするときに徹底して下調べすることをオススメします。

 

③向いている人

 

他人の気持ちが想像でき、親身になれる人は教師に向いています。物事を教えるときは、ただ説明をするのではなく、相手のわかっていないところを想像しながら解説することが大事だからです。また、進路指導においては、生徒の個性を理解し、尊重することも重要になります。

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