大学パンフ

2016.3.16

職ナビ!~建築士編~

main_img15

建築士は、いわば建物のプロフェッショナル。建物の設計図を書き、それをもとにして建築現場で指示を出して監督する仕事です。

建築士には3種類あり、資格によって設計できる建物が違います。

一級建築士 すべての建築物の設計と工事管理をおこなうことができます。
二級建築士 高さが13mまたは軒の高さが9mの木造建築物、延べ面積が30m²~300m²未満の鉄筋コンクリート、鉄骨造といった建築物の設計と工事管理ができます。つまり、木造住宅や、小規模の鉄筋コンクリートの建物であれば、ほぼすべて対応可能です。
木造建築士 木造建築物で延べ面積が300m²以内、かつ2階以下の建築物を設計・工事監理することができます。

②建築士になるには?

建築士になるには、国家試験に合格する必要があります。試験は、「学歴」や「実務経験(実際に、建築会社などで仕事をすること)」といった受験資格を満たさないと受けることができません。かなり細かく規定があるのですが、一部をご紹介しましょう。

まず、高校の建築・土木科を卒業した人は、実務経験を3年以上積めば試験を受けることができます。また、大学・短大・高専の土木科を卒業した人は実務経験1年以上、建築学科を卒業した人は実務経験免除で試験を受験することが可能です。

ただし、上記は「二級建築士」、「木造建築士」の受験資格です。「一級建築士」の試験を受けるには、いずれかの資格を取ってから、実務経験を4年間積まなければいけません。

高校生のみなさんの場合は、まずは大学の土木科、もしくは建築学科に入学を目標とするとよいでしょう。

③建築士に向いている人

まず、「理系科目が得意な人」です。建築物をつくる際には、物理や地学の知識が必要になってきます。次に、「デザイン感覚」です。どんな建築物がデザインとして美しいのかといった感性が必要とされます。理系的能力だけで渡っていける仕事ではないのが難しいところ。建築士を目指そうと考えている高校生は、今から美術館に行ったり、グラフィックの本を読んだりして、美的センスを磨くとよいかもしれませんね。

PAGE TOP