大学パンフ

2016.3.16

職ナビ!~医師編~

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誰もがお世話になったことのあるお医者さん。実は大きく分けて、2種類のお医者さんが存在することを知っていましたか?

1つめは、患者さんに対して病気やケガの治療をおこなう「臨床医」。もう1つは、病気について研究して、治療法を考える「研究医」です。みなさんが普段接しているお医者さんは「臨床医」なのですね。

医師の仕事のやりがいは、何といっても苦しんでいる人を助けてあげられること。また、安定した高給も魅力的で、年収が1000万円を超える人も少なくはありません。ただし、人の命を預かるので責任は重大。強い精神力を必要とされます。また、患者さんの多い季節は生活も不規則になりがち。夜勤で働く医師の場合はなおのことです。メリットが大きい半面、非常に過酷な仕事でもあると言えるでしょう。

②医師になるには?

まず、医科大学や大学の医学部に入学して、6年間勉強します。その後、医師国家試験を受験し、医師免許を取ります。そして、「研修医」(医師のタマゴ)として2年間働いた後に、晴れて医師になれるのです。

医科大学や医学部への入学は非常に難しいです。私立の場合、医科大学と医学部全体の平均倍率は17.1倍というデータも出ています。(※2013年度調べ)2浪以上の多浪をして入学する受験生も当たり前にいるような状態です。その代わり、国家試験の平均合格率は毎年ほぼ9割超えという高い水準を示しています。難しい入学試験で力がついている分、大学に入った後は普通に勉強していれば、国家試験にも対応できるということなのかもしれません。

③医師に向いている人

医師に必要な能力は、まずは研究熱心であること。医学は日々進歩しています。常に最先端の治療法や薬について知り、患者さんのために使ってあげなければいけません。また、単純に具体的な解決策を示すだけでなく、患者さんの苦しみをわかってあげて、適切な声かけをしてあげることも大事。人に共感する力や、コミュニケーション能力も必要とされます。そして、人の命を預かるというプレッシャーに負けないための、強い精神力も大切な適正能力のうちのひとつです。

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