鹿児島大学 大学案内2018
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学生を育成MedicineEngineeringFisheriesVeterinaryMedicineCommonEducations地域体験学習 共通教育センターでは、鹿児島県内の地域に出掛けて地域を知るとともに、そこにある問題を考えることにより新しい鹿児島の未来を創造しようとする科目がたくさんあります。たとえば「かごしま教養プログラム」、「かごしまフィールドスクール」、「鹿児島探訪」シリーズ、「屋久島の環境文化Ⅰ~Ⅳ」などです。 なぜ、「地域」なのかと言いますと、地元という身近な教材を学ぶことで、地域にある問題をより深く実感することができるからです。そして大切なことは、地域にある問題に触れることで、世界に共通するものを含んでいるということを理解し、世界の中の鹿児島の存在意義をはっきりと認識できるようになることです。これからの国際化には、しっかりと地域に根ざすとともに、世界中のそのような人々との交流により、相互に理解しあうことから始まるものでなければなりません。 平成24年4月に鹿児島大学に設置された共同獣医学部では、新しい教育カリキュラムが始まっています。これは、日本の獣医学教育の共通到達目標として平成23年3月に刊行された獣医学教育モデル・コア・カリキュラムに準じたプログラムです。本学部では、将来的に全国の獣医系大学への導入が検討されている参加型臨床実習にも対応できるように、実習教育の充実に取り組んでいます。牛、馬、豚などの産業動物系の実習では、各種動物を専門とする教員が一体となって、動物種ごとの内科疾患、外科疾患、特殊検査について総合的に教育する体制を整えています。犬や猫といった伴侶動物系の実習では、呼吸器、循環器、消化器、血液、神経系疾患などを対象とした、より専門的な検査、診断および治療法を習得していく教育体制を整えています。また学年が進むと、附属動物病院における産業動物ならびに伴侶動物の総合的な臨床実習を行うことで、より実践的な技術と知識を習得することが出来るようになっています。国際体験学習 「世界は個々の地域の集合である」といえば驚く人がいるかも知れませんが、今や「グローバル化」の流れの中で、地域の個性が消されようとしていると感じている人も少なくありません。 「世界を知るためには、世界の地域に出掛けなければ分からない」という考えの下に、共通教育センターでは、カリフォルニア、ハワイ、シンガポール、タイ、ミャンマー、中国、イランなど世界に出掛けて地域を学ぶ科目群があります。独自の文化や産業を育てている地域に出掛け、実践的な体験を行うことにより、地域の問題を理解するとともに国際人としての資質を身に付けることができます。体験の内容も、ビジネス、経済、産業、マスコミ、農業、社会、地域問題など多岐にわたっています。「屋久島の環境文化Ⅰ-植生-」の活動風景「イスラームの多様性を学ぶ」の活動風景 公海域乗船実習は2~4年生を対象にした乗船実習です。水産学部大型練習船かごしま丸は、平成24年4月から全国教育共同利用拠点の最新鋭船として生まれ変わり、平成22年4月入学生からは新かごしま丸でこの実習を学ぶことになりました。約60日かけて行うスケールの大きな実習です。実習の最大の目的は、講義で学んだことを船上体験によって確認・実践することです。地球環境や資源の問題にも地球規模のスケールで考える視野が養われます。 船上では船の安全を守る航海当直を夜間も交代で学生が行い、決められた仕事をやり遂げるという体験を通じて、仕事に対する責任感を身につけることができます。また、天体観測による船位の計算や、海洋・気象観測など、洋上技術者としての訓練を行います。漁業調査実習では、マグロ、カジキ、サメなどの大型回遊魚の漁獲調査を行います。 この実習で寝食を共にした仲間とは、研究室やサークルで出会う友人とは異なる、同じ経験を共有した者同士の強い絆が生まれます。水産学部公海域水産乗船実習 鹿児島大学は、地域を学んで地域に貢献するとともに世界で活躍できる人材の育成を目指しています。今回は、地域体験学習と国際体験学習を紹介します。共同獣医学部共同獣医学部で充実する臨床実習共同獣医学部で充実する臨床実習共通教育科目地域体験学習/国際体験学習※科目名は平成28年度実施のもののため、変更の可能性があります。52KAGOSHIMA UNIVERSITY 2018

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