鹿児島大学 大学案内2018
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 マスコミ論は鹿児島にある全国・地方の新聞・放送局計13社と連携して講義・見学・実習を行う全国でもユニークな授業です。マスコミ論(主に2年後期)とマスコミ論演習(主に3年前期)に分かれています。法文学部全体の科目ですが、他学部からも興味を持った学生が受講しています。 マスコミ論は地元紙の報道幹部や全国紙・通信社の支局長、さらに各放送局の報道幹部の方々が1コマずつ講義してくれます。映像も駆使して、それぞれメディアの特徴をわかりやすく説明する、いわばマスコミの入り口論です。 次の段階のマスコミ論演習は体験型です。新聞社を深夜訪れて編集作業、印刷の刷り出しを見学したり、高校野球の応援風景を取材実習するなど記者というものを肌で感じてもらいます。放送局ではニュースや制作番組を体験。記者やディレクターの方々から直接話を聴き、テレビの現場を学びます。 授業計画はマスコミ各社と大学からなる運営委員会で協議して決めます。2005(平成17)年度に開設しましたが、急速に進むネット社会に旧来のメディアとしてどうように対応するかという課題も授業の中で学べるように心がけています。地域とメディアの関わりも大きなテーマの一つです。地域の特性を活かした教育でTOPICS法文学部マスコミ論教育学部学校環境観察実習 学校環境観察実習は、教職を目指す学生たちが教育現場を体験する実習です。 対象は2年生で、定員40人。教育現場を体験することにより、その後の講義や実習に対する意欲を高めるのが目的です。鹿児島県の公立学校の約半数は「へき地」にあると言われています。実習には、将来、離島・へき地に赴任する際の不安や先入観を取り除くねらいもあります。 1週間の実習では、奄美市や瀬戸内町の小規模校を中心に訪問します。各学校での授業観察や授業補助を行いながら、給食や清掃活動、スポーツなどの時間を児童・生徒とともに過ごします。 実習終了後のシンポジウムでは、実習に参加した学生が各自の体験や学びの成果を発表します。また、教育委員会の職員、実習受け入れ先の教師から意見や助言などを頂戴し、実習のまとめをします。 学生からは「教師になるという目標をより強いものにすることができた」「小規模校は生徒一人ひとりと真剣に向き合える素晴らしい環境だった」などの感想があり、実習が大きな収穫であったことがうかがえます。49KAGOSHIMA UNIVERSITY 2018

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