鹿児島大学 大学案内2018
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Joint Faculty of Veterinary Medicine共同獣医学部48KAGOSHIMA UNIVERSITY 2018共同獣医学部水産学部農学部工学部歯学部医学部理学部教育学部法文学部共通教育「獣医学」は、動物の健康と福祉、そして公衆衛生を科学的に考究して、その成果を人と動物が幸せに共生できる地球環境社会の創生に役立てることを目的とした分野です。鹿児島大学と山口大学は共同獣医学部を設置して、それぞれが特徴とする教育や研究の質をより一層高め、お互いが補い合うことによって理想とする獣医学教育研究を行う組織へと発展します。生命科学の中核をなす動物生命科学研究を推進し、人類と動物との共生環境社会を科学的に考究し、 動物生命倫理を通じて命の尊厳を学び、豊かな人間社会の創生に貢献することを基本理念としています。動物の健康と食の安全のために ~獣医師の養成~動物と人間の健康増進のため、教育、研究、地域へのサービスを通じて優れた獣医師を輩出するとともに、獣医学を発展させることが本学部の使命です。動物の疾病の診断、予防、治療、そして動物の生産性の向上、食品安全の確保、環境衛生に貢献します。学部の理念学部の特色私は、株式会社新日本科学で新薬の前臨床試験(≒動物実験)に従事しています。新薬の開発には、動物実験で薬の有効性と安全性を証明する必要があり、実験を適切に実施し、その結果を正しく評価するためには獣医師が不可欠です。病気で苦しむ患者様の元へ、一刻も早く新薬を届けるため、業務に励んでいます。私は、馬の獣医療に携わりたくて獣医学科に入学しましたが、授業を受けるうちに、目に見えないウイルスの研究に興味を持つようになりました。獣医師には多くの選択肢がありますが、実体験を通じて現在の研究職を選ぶことができたのは、たくさんのチャンスが得られる鹿児島大学で学べたからだと思います。獣医=動物のお医者さん、と思っていませんか?実はもっともっと奥深い学問なんです!!Real Voice卒業生の声株式会社 新日本科学研究推進部 免疫・ウイルス研究室 獣医師神田 雄大平成26年度卒業 佐賀県東明館出身精子の形成は細胞の増殖や形態変化を伴う複雑な過程を伴い、非常に多くのタンパク質が働くことによって成り立っています。現在、がん組織と精巣にのみ多く見られるタンパク質(ガン-精巣抗原)や、遺伝子の転写を調節するタンパク質(転写調節因子)に着目し、研究を進めています。その他、血清を用いて実験動物の感染症を診断する方法の改善・開発に関する研究や、内分泌臓器としての脂肪組織の役割に着目した研究を進めているところです。我々はこれらの研究を動物の繁殖や代謝に関する問題の解決に活かしたいと考えています。研究テーマ○雄性生殖細胞の増殖・分化機構の解明○感染症の血清学的診断法の開発○脂肪組織による恒常性調節機構の解明未知の問題に立ち向かう力を身につけるため、大学で積極的に学ぶことを期待します共同獣医学部研究室レポート共同獣医学部 獣医学科教授浅野 淳※1 獣医学の正規の過程を修めて卒業し、さらに大学等で「臨床生理学」などの科目を修めると受験資格取得※2 卒業後、獣医師国家試験を受験・合格し、獣医師免許を取得すると資格取得可能※3 卒業後、資格に関連する職務についた場合に資格取得可能◎獣医師(受験資格) ◎臨床検査技師(受験資格取得可能※1)◎家畜人工授精師(※2) ◎食品衛生管理者(資格取得可能)◎食品衛生監視員(任用資格※3) ◎環境衛生監視員(任用資格※3)取得可能な資格卒業後の進路◎農林水産省 ◎厚生労働省 ◎県庁◎市役所公務員◎農業共済組合 ◎JRA、その他の競走馬関係大動物臨床◎動物病院小動物臨床◎製薬企業 ◎研究所微生物・バイオ

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