駒澤大学 大学案内2018
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裁判には殺人や窃盗といった犯罪を扱う「刑事裁判」と、金銭のトラブルなどを扱う「民事裁判」があります。国の機関である検察が原告となる刑事裁判に対し、民事裁判では原告も被告も民間人であることがほとんどです。この民事裁判では時々、「どこで裁判を起こすか」が問題になります。いま、北海道に住むAさんが、沖縄に住むBさんを訴えようとしています。民法では、「裁判は被告の居住地で起こすこと」と決められているので、この場合は沖縄です。では、もしも訴えられたBさんが、「それならこっちだって!」といって全く別の理由でAさんを訴え返したらどうなるでしょう。裁判の度に日本列島を縦断するのでしょうか。裁判のルールはこのようなことも考えてつくっておかなければなりませんね。法律も人間がつくったもの、決して万能ではないのです。だからこそ、個々の判例においては、裁判官が何を根拠に、どんな判決を導いたかを見ることが大切です。法律の勉強とは、ただ条文を暗記することではなく、法律や判例に隠れた「人間ドラマ」を読み解いていくことなのです。(岡田 好弘 准教授:民事裁判)法律学科 フレックスA・Bのその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.086法学部法律学科フレックスA・B男:465人(75%)女:154人(25%)総計:619人2016年5月1日時点フレックスBフレックスA法務省(東京都千代田区)でのフィールドワーク法務省(東京都千代田区)でのフィールドワーク男:1015人(70%)女:444人(30%)総計:1459人2016年5月1日時点083

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