駒澤大学 大学案内2017
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077あなたは自宅の前の道路が、いつ、どのようにできたか知っていますか。あなたの通っていた小学校も、近所の公園も、本を借りている図書館も、国や地方自治体の計画に沿って造られたものです。いまの日本の「骨格」ができたのは、大戦後の高度成長期。上・下水道や道路、公園、小学校といった生活に最低限必要なものが、国の主導で全国的に整備されました。これによって日本は、ヨーロッパでは数百年かかった都市化を、わずか20年~30年で実現したのです。しかし急激な成長は公害問題を、全国一律の開発は地域の景観や文化などを損なうといった課題を残しました。そして今、日本は、地域の特性を生かした持続可能なまちづくりへと変わりつつあります。これを進めるには、住民の理解と参加が欠かせません。国や地方自治体に任せっきりにするのではなく、一人ひとりが自分のまちに目を向けてその文化や歴史、問題を理解する。まちについて考えることは、この国を、そして私たち自身の未来を考えることにつながるのです。政治学科政治学科のその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.080◆投票の義務化について◆救急車の有料化について◆地方議会の活性化-立候補者を増やすにはどうしたらよいのか◆復興まちづくりにおける地域コミュニティの維持活動に関する研究◆景観行政における基礎自治体と広域自治体の連携と管理◆相互監視社会をめぐる一考察◆PKO協力法案をめぐる攻防-宮澤政権と安全保障◆普天間基地問題◆近現代日本の大規模災害と政治◆南シナ海における中国の動向とその目的東京都武蔵野市でのコミュニティバスの導入のプロセスと意義について研究しました。コミュニティバスとは、地域住民の移動を助けるために自治体が運営するバスのこと。武蔵野市では、1995年から「ムーバス」と呼ばれるコミュニティバスを運行しているのですが、このバスが地域交通の活性化のみならず、活力あるまちづくりにも寄与していることが分かりました。地域が主体となって交通の問題に取り組むことの重要性が、この論文によって明らかにできたと思います。法学部▶ 卒業論文・研究課題例久木 琢后政治学科 2016年卒業東京都立三鷹高等学校 出身(内海 麻利 教授 : 都市計画・地方行政)これからのまちづくりに必要なこととは▶ 私の研究テーマ旧華頂宮邸(鎌倉市都市景観条例指定景観重要建築物)でのフィールドワーク | 都市まちづくりに関する行政の取り組みを調査する男:630人(66%)女:321人(34%)総計:951人平成27年5月1日時点

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