駒澤大学 大学案内2017
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065日本の地域開発は、国の産業政策に基づいて行われてきました。国が繊維産業を育成すると決めたら各地に繊維工場がつくられ、重化学工業を振興すると決めたら長大な「太平洋ベルト」が形成されるといったように、地域は日本という国の「パーツ」として開発されてきたのです。しかし、価値観の多様化した現代においては、国の主導ではなく、地域の固有性を活かした産業の創出が求められています。静岡県の浜松市には世界的に有名な「浜松ホトニクス」という光技術の企業があります。この浜松ホトニクスが2005年に、地域の起業を支援するための大学をつくりました。その結果、浜松には20社を超えるベンチャー企業が誕生し、地元の農業や製造業と共同して、地域の活性化に貢献しています。地域には独自の歴史や文化、既存産業といった「資源」があります。それらを活かすためには、国の「指示」を待つのではなく、企業や住民が自ら考えて行動することが何よりも大切です。そして、そんな自発性を養うことも、大学で学ぶ理由の一つなのです。現代応用経済学科現代応用経済学科のその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.068◆市場の調整過程―クモの巣・マーシャル・ワルラス―◆検索連動型広告のオークション理論分析◆サッカーにおけるペナルティキックのゲーム理論的分析―Jリーグにおける データを用いて―◆先発医薬品とジェネリック医薬品の役割◆ピークロードプライシングの現状と展望◆日本企業のイノベーションと競争優位戦略の現代的課題◆日本における女性の雇用推進と展望◆日本のものづくり企業のグローバル化◆グローバル化時代におけるIT産業の発展課題◆東日本大震災と被災地域経済の再生課題静岡県浜松市を事例として、地方の中枢都市における「コンパクトシティ」の研究をしました。コンパクトシティとは、企業や商店、住宅の郊外への拡散を抑えて、中心市街地の活性化を図ること。しかし調査を進めていくと、行政と中心市街地の商店主の間で「コンパクトシティ」という言葉の理解が異なっていることが分かりました。適正なまちづくりを行なっていくためにも、まずはコンパクトシティの概念を再度明確に定義し直す必要があるという結論を得ました。経済学部▶ 卒業論文・研究課題例飯塚 美咲現代応用経済学科 2016年卒業清真学園高等学校 出身(長山 宗広 教授 : 地域経済論、起業論)地域経済の活性化には何が必要か静岡県浜松市でのフィールドワーク | 地域経済や地域活性化を考えるために現地へ赴き調査する▶ 私の研究テーマ男:458人(69%)女:203人(31%)総計:661人平成27年5月1日時点

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