駒澤大学 大学案内2018
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目を閉じて体の力を抜き、深く、ゆっくりと息をしてください。腕がだんだん重くなってきますよ。手がポカポカしてきましたね。目の前には草原が広がっていて、心地よい風が吹いています……。こんな風に進めていく心理療法を「催眠」といいます。催眠では実際に体の温度が上がるだけでなく、忘れていた記憶がよみがえったり、普段とは異なる考えが浮かんだりします。その原因は、どうやら「無意識」にあるようです。無意識による行動は、自分がなぜそうしたのかを説明することができません。気づくと数を数えていたり、ダイエット中なのについ食べ過ぎたり、友達に意味もなくひどいことを言ってしまったり、といったことは、無意識の仕業だと考えられます。人間の心理や行動は、すべてを言葉で説明できるほどカンタンではありません。誰よりくわしいはずの「自分」のことでさえ、知っているのはほんの一部分かもしれない。心理学を学ぶとそれがよくわかります。他人の心を探る旅は、まず、新しい自分を見つけるところから始まるのです。(鈴木 常元 教授:臨床心理学)心理学科のその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.066文学部心理学科男:131人(36%)女:228人(64%)総計:359人2016年5月1日時点心理学実験室にてサーモグラフィーを使っての実験実習063

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