駒澤大学 大学案内2019
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建学の理念 駒澤大学は「仏教」の教えと「禅」の精神を建学の理念、つまり教育・研究の基本とする大学です。 仏教は、物事の本質の洞察に基づいて、あらゆるものを大切に扱う心を教えてくれます。仏教では、この洞察を「智慧」、この心を「慈悲」と言います。駒澤大学は、さまざまな学問を深く広く探求することをとおして、智慧を磨き慈悲の心を育みながら自己を陶冶(とうや)し成長していく場です。 この智慧と慈悲による自己形成を目指す仏教のいとなみを、禅では「修」(修行)といい、その理想の姿を「証」(悟り)といいます。曹洞宗の開祖・道元禅師は、理想の「証」は彼方にあるのではなく、私たちの日々のいとなみである「修」の中にこそ活きている、と説かれ、それを「修証一等」(修行と悟りは一体である)という言葉で示されました。 この禅師の教えを大学の教育・研究の理想的なあり方として簡潔に表現したのが、「行学一如」です。それは、大学では自己形成を目指す「行」駒澤大学は、公益財団法人大学基準協会による大学評価(認定評価)の結果、大学基準に適合していると認定されました。(認定期間:平成26年4月1日から平成33年3月31日まで)「大学基準協会」による大学基準への適合認定を受けました。と、学問研究である「学」とは一体であるという意味であり、それが建学の理念を表わす言葉として用いられてきたのです。 駒澤大学における「行」とは、仏教の高い倫理観のもと、学問研究を自らの血とし肉とする作業であり、それがそのまま本当の「学」ということなのです。こうして形成されていく自己は、卒業後も実社会のなかで、より広い慈悲の心とより高い智慧を求め、常に新たな学びをつづけてゆくはずです。この絶えざる自己形成こそが、駒澤大学が掲げる理想の学びなのです。 さまざまな問題が複雑に絡み合う現代社会において、人々は目まぐるしく変化する価値観を受け止め、対応していかなければなりません。そこで求められるのが、人を思いやる精神と、課題に立ち向かい道を切り拓く実用的なスキルです。 駒澤大学では、社会に役立ち、活躍し続けられる人材の育成に、「学生ファースト」の姿勢で取り組んで参りました。その一つが、「知識」と「技術」を獲得できる多彩なカリキュラム編成と丁寧な指導。そして、もう一つが、「智慧」と「慈悲心」を身につける、いわゆる仏教の教えや禅の精神の実践です。これらを有機的に組み合わせた学びが特色といえます。 長い歴史を有する駒澤大学は、緑豊かなロケーションも併せ持ち、アカデミックで落ち着いた雰囲気に包まれています。さらに本年度は、最新の設備を具えた130周年記念棟が完成しました。都心にありながら、伝統と現代の融合したこれだけの好環境は、たぐいまれなるものと自負するところで、実学、精神の両輪をはぐくむのに大いにプラスになっていると確信しております。 大学での学びと出会いは、その先の人生においても大きな財産となります。皆さんが駒大生の一員となることを、心よりお待ちしております。「学生ファースト」で実学と精神の両方をはぐくむ学長 長谷部 八朗4

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