駒澤大学 大学案内2018
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仏教学部文学部経済学部法学部経営学部医療健康科学部グローバル・メディア・スタディーズ学部講 師 : 角道 亮介専 門 : 考古学考古学から文明を問う外国の考古学文化を研究する際、目に見える遺跡や遺物は様々ですが、それらへの丹念な観察を通じてかつての人間社会を考察するという考古学の本質は変わることがありません。国内外の考古学に関する論文を読み比較検討することで、文明の形成や古代国家の成立に関する幅広い視野を得ることを目標とします。准教授 : 寺前 直人専 門 : 考古学日本列島の先史社会考古学は遺跡・遺物から過去の人類の歴史を明らかにする学問です。歴史という点では日本史などと同じですが、モノから情報をみちびきだすためには、特別な技術や知識が必要とされます。演習ではその技術や知識を実践的に学び、文字を残さなかった人々のくらしを遺跡と遺物から復元していきます。教 授 : 酒井 清治専 門 : 考古学遺跡・遺物から日本の古代を考える日本の考古学を研究していく上で必要な、出土品などの資料の収集・調査の方法や考え方について、資料や論文を取り上げながら話し合います。また、各自でテーマを考え、それぞれが研究成果を発表して、それについて皆で討議しながら、考古学的な方法により過去の人々の歴史を考えていきます。広大な中国全土をはじめて統一した秦の始皇帝。その始皇帝の墓の隣に作られた地下軍団こそが、有名な兵馬俑です。兵馬俑とは土で作られた兵士や軍馬の人形(俑)のことで、始皇帝の死後も彼を守るために、実際の軍隊を模して作られた墓のお供え物(副葬品)だったと考えられています。それぞれの俑には鮮やかな彩色が施され、様々な髪型や身につけた甲冑からは、当時の装いや戦争のかたちをうかがうことができます。発掘調査は現在も続けられていますが、俑の総数はなんと8000体に及ぶともいわれています。 ところで、この始皇帝の地下軍団はみな東を向いています。なぜでしょうか?一説には、秦が滅ぼした韓・魏・趙・斉といった国々がいずれも秦からみて東に位置しており、統一後もいつ反乱を起こすかわからないこれらの国々に備えて、地下軍団も東を向いているのだ、と説明されます。一方で、戦国時代からの伝統として秦の人々は東西方向を向いた墓を造る風習があり、その伝統の延長線上に過ぎないという説もあります。しかしながら、始皇帝陵の中心部の発掘はまだ行われておらず、その構造には今なお不明な点が数多くあります。 考古学専攻では三年次に中国での発掘実習を行っており、同時に兵馬俑の見学も行っています。発掘によって新たな事実が姿を現せば、兵馬俑の謎を解き明かすことができるかもしれませんね。A兵馬俑の兵隊はなぜ東を向いているの?Qへいばようよう▶ 演習(ゼミ)・専任教員紹介(歴史学科考古学専攻:角道 亮介 講師)054KOMAZAWA VOICE 2018

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