駒澤大学 大学案内2018
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◆縄文時代の宗教観◆縄文時代における丸木舟の製作と使用◆出雲地域における弥生時代青銅器の生産と流通◆古墳時代における赤色顔料使用の意味◆武蔵の横穴墓―横穴墓から見る律令制開始期の地域間交流―◆蝦夷と蕨手刀◆中世城館からみる技術移行―虎口と横矢を中心に―◆殷周青銅器に見られる動物器形と装飾◆先秦時代における甬鐘の研究◆古代エジプトにおける副葬品としての銅製品地元が北海道なので、オホーツク文化期における「骨角製掘具」をテーマに選びました。「骨角製掘具」とは、主にクジラの骨などでつくられたオノやヘラなどのことです。これらが使用されていた時代は7~9世紀とされていますが、「骨角製掘具」を単独で扱った先行研究があまりなかったため、難しかった半面やりがいもありました。この研究を通して、発掘報告書や研究論文を丸ごと信じるのではなく、常に疑って自分なりに検証する大切さが学べたと思います。▶ 私の研究テーマ▶ 卒業論文・研究課題例福田 凌歴史学科考古学専攻 2017年卒業北海道苫小牧西高等学校 出身新入生研修旅行では、第一線で活躍する学芸員に資料保存の現場を案内してもらい、胸を膨らませる3年次に行う野外発掘実習(考古学発掘実習Ⅱ)に向けて、発掘の理念や基礎的技術を現場で学ぶ「考古学発掘実習Ⅰ」の授業風景発掘実習は、日本のみならず中国でも可能で、技術や知識の習得だけでなく現地の人とのふれあいも醍醐味中国 陝西省鳳翔県・雍城遺跡での発掘調査長野県立歴史館でのバックヤード見学仏教学部文学部経済学部法学部経営学部医療健康科学部グローバル・メディア・スタディーズ学部考古学は机の上だけでは学べません。2年次からは、発掘実習の基礎や写真撮影の技術、遺物の実測などを本物の資料を使って学びます。そして、この知識と技術は、3年次に日本、あるいは中国の発掘現場で実践。中国の発掘現場では、現地の学生や地元の方々と交流する貴重なチャンスです。考古学専攻として学生を募集している、全国でも数少ない大学です。1年次から考古学を学ぶ仲間とは同じクラス。少数精鋭の環境で考古学の基礎から、日本と世界の各時代の分野を、各分野の第一線の研究者から学ぶことができます。卒業生は、考古学の知識や技術をいかして全国各地の博物館学芸員、あるいは地方自治体やその教育委員会で地域の埋蔵文化財を調査し活用する専門的な公務員、民間発掘機関の調査員として、さらに社会や地歴の教員として活躍中です。もちろん、一般企業にもたくさんの卒業生が就職しています。考古学専攻では、現代に遺された過去のモノ―遺物や遺跡―を扱いながら、当時の人々の暮らしや社会の様相を解明する方法を学びます。遺跡を歩き、発掘調査を行い、出土した遺物に真実を語らせることが、考古学の最大の特徴であり魅力でもあります。考古学の対象となる時代は古い時代ばかりではありません。人々が生活した痕跡さえ見つけることができれば、あらゆる地域や時代が考古学の対象となるのです。卒業生は考古学の専門知識を生かし、全国の県・市町村教育委員会の文化財担当者、埋蔵文化財センターや民間発掘機関の発掘調査員、博物館の学芸員、社会科や地歴科の教員として広く活躍しています。“モノ”と対話し、人類の歴史を読み解く▶ 学びのポイント学んだ技術を海外・国内の発掘現場で実践考古学の専門知識を活かして、学芸員や調査員を目指そう日本と世界の考古学をカバーする幅広い講義内容中国の瓦の変遷を通して考古資料の取り扱いを学ぶ禅文化歴史博物館での実習風景P.135052KOMAZAWA VOICE 2018

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