駒澤大学 大学案内2018
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「A地点の破片とB地点の破片はくっつくな。おそらく、元々は一つの土器だったに違いない。問題は、なぜ、これほど離れた場所から出土したのか。自然に割れたにしては散らばり過ぎている。ということは、もしかして……」。まるで刑事ドラマのようですが、その通り! 考古学とは歴史上の「事件」を「物的証拠」から推測していく学問だということができます。でも、ひとつひとつはいたって地道な作業です。細心の注意を払って少しずつ土を取り除き、遺物が出たら写真を撮り、図面に落として、出土した位置を正確に記録していく。そのため、一見2~3日あれば掘れそうな現場に一ヶ月以上かかることもあります。発掘は、ただ遺物を見つけるだけの「宝探し」ではありません。この場所で、いつ、誰が、何を、どんな理由で行ったのか。それを、残されたわずかな痕跡から一歩一歩探っていきます。隠れた歴史と対面する瞬間は、どんなミステリーを見るよりスリリングな体験。さあ、あなたも駒澤大学で、歴史の「現場検証」に出かけませんか。(寺前 直人 准教授:考古学)歴史学科 考古学専攻のその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.054文学部歴史学科考古学専攻男:106人(58%)女:78人(42%)総計:184人2016年5月1日時点勝呂神社古墳(埼玉県坂戸市)でのフィールドワーク051

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