駒澤大学 大学案内2017
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049虐待や孤立、不登校、いじめなどに苦しむ人と接し、問題解決を目指して支援をすることをソーシャルワークと言います。この演習では社会福祉の基礎知識に加え、現場で役立つさまざまな方法を、実践を通して学んでいきます。ソーシャルワークの「支援」というと、専門知識を持った支援者が困難をかかえている人(クライエントと言います)を一方的に助けるというイメージがありますが、必ずしもそうではありません。たとえば、ナラティヴ・アプローチという方法があります。これは、クライエントに対して一方的にアドバイスをするのではなく、クライエントとの会話の中から解決につながるヒントを見つけ出し、クライエントと支援者が共同してひとつの物語(ナラティヴ)をつむぎ出すというもの。「支援する側」と「支援される側」という固定的な役割を放棄し、お互いが「ありがとう」と言いあえる。そんな「支援しない支援」の中に、これからの新しいソーシャルワークの可能性があるのではないかと思います。社会学科社会学科社会福祉学専攻のその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.055◆女性の就業と子育ての両立―就活をしている女子大生の視点から―◆ユニバーサルデザインを用いたまちづくり◆発達障害者の社会適応に関する一考察◆貧困・低所得世帯の子どもに対する教育支援◆DVの被害者と加害者への支援に関する研究◆高齢者を対象とした旅行支援に関する一考察◆精神障害の正しい理解―心のバリアフリーで地域支援を―◆高齢者の福祉とファッションに関する研究◆延命治療―人間らしい生き方・死に方の一考察―◆東日本大震災とボランティア―活動体験からの考察―私は「認知症に対する家族支援と地域支援」について勉強しています。きっかけは、二年生の春休みにデイサービスでボランティアをした際、様々な認知症の症状を目の当たりにしたこと。同じ話を繰り返したり、壁に向かって話す姿に戸惑いました。今後も勉強会に参加したり、介護に悩む方々のお話を聞くことで知見を広め、認知症の方々が住み慣れた場所で暮らしていくために、家族や地域はどのような支援をするべきかについて研究していきたいです。文学部▶ 卒業論文・研究課題例海瀬 未央社会学科社会福祉学専攻 4年千葉県立津田沼高等学校 出身(荒井 浩道 教授 : ソーシャルワーク方法論)社会福祉学専攻ファシリテーター(司会)の役割を、グループワークを通して実践的に学ぶ「支援しない支援」とは何か▶ 私の研究テーマ男:137人(36%)女:240人(64%)総計:377人平成27年5月1日時点

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