駒澤大学 大学案内2017
44/156

04313世紀~14世紀の中国は、「元寇」でおなじみの「元」というモンゴル人王朝が支配していました。元はこれまで宋・元・明と続く、中国の政権国家の一つだと考えられてきましたが、どうもそうではないらしいのです。元はキリスト教やイスラム教の諸国と盛んに交流していたようで、ラテン語、ペルシア語、トルコ語等で書かれた手紙が各地で見つかっています。ところで、これらの手紙を並べてみるとあることに気づきます。書かれた言語はさまざまなのに、その書式(改行する位置や判を押す場所のルール)がすべて元のルールに従っているのです。このことから、当時のモンゴル人は中国にとどまらず、ヨーロッパや西アジアにまで及ぶ領土を支配していた、つまり、元は国家ではなく、広大なモンゴル帝国における一つの「地域」だったと考えられるのです。視野を広げることの意味は、今まで全体だと思っていたものが、実はもっと大きな全体の「一部」だとわかること。あなたも駒澤大学で、モンゴル帝国並みの視野を獲得してください。歴史学科歴史学科外国史学専攻のその他の演習(ゼミ)テーマもCheck!P.054◆曹操集団の構成について◆唐代における宮廷女性の実態について◆宋代泉州のムスリム商人◆モンゴル時代の科挙をめぐる諸問題◆太平天国期における諸反乱◆古代エジプトのカノポス容器について◆境界域から考える西ローマ帝国の滅亡◆服装からみるエリザベス1世の威厳◆フランス革命期における都市の民衆暴動◆ドイツの民族観とナチズムネット上には歴史的事象を取り上げて韓国批判をする人が多くみられます。私は、この歴史的事象の真偽や、このような問題となった経緯を歴史学的観点から研究してみたいと思い、朝鮮王朝前期(1392~16世紀末)の対倭人政策と日本認識について考察しました。調べていくと、当時の朝鮮王朝における日本観は一つではなく多元的であり、複数の認識が「時」、「場合」、「対象」によって使い分けられていたことが分かりました。文学部▶ 卒業論文・研究課題例秋津 裕亮歴史学科外国史学専攻 2016年卒業岩手県立盛岡第三高等学校 出身(中村 淳 教授 : 東洋史)外国史学専攻横浜ユーラシア文化館でのフィールドワーク | 東洋史に関わる史料から知見を広める▶ 私の研究テーマ「元」は国家だったのか男:150人(49%)女:156人(51%)総計:306人平成27年5月1日時点

元のページ 

page 44

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です