駒澤大学 大学案内2017
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教 授 : 永井 政之専 門 : 禅学『林間録』を読む中国で展開した禅の世界をできるだけダイナミックに捉えたいと思い、ここしばらく覚範慧洪による『林間録』を読んでいます。教えは「人」によると主張する慧洪は、北宋の禅界にあって、ひときわ異彩を放ちます。灯史だけでは窺えない、禅者の「生きざま」を知る資料の一つとして『林間録』は位置します。江戸時代の版本には返り点もあって読み易い文章です。学生諸君と一緒に読み進めます。教 授 : 長谷部 八朗専 門 : 宗教学宗教構造と意味仏教を中心に宗教儀礼の様々な形態をとりあげ、それが果たす役割や意味を探る。また、そのための理論的前提として、宗教学の基本文献を適宜講読し、諸宗教を観念と具体的な行為の両レベルについて比較分析することも行う。教 授 : 晴山 俊英専 門 : 宗学曹洞宗の戒と律曹洞宗においては、仏の慣習および仏教者の心構えを示す「戒」と、清規によって寺院の生活規則が示される「律」との機能が、明確に分離した形となっている。この点を踏まえ、道元禅師ないし諸祖師方の著述、あるいは関係する戒律文献を読み進め、その独自性を探っていきたい。教 授 : 松田 陽志専 門 : 曹洞宗学江戸時代の曹洞宗江戸時代の曹洞宗の人々の間で交わされる議論を取り上げます。曹洞宗の独自性とは何なのか。師から仏法を相続するとは、どういうことか。『正法眼蔵』は何を説き示しているか。文献に取り上げられる論点をできるだけ具体的に理解し、現代の私たちが考える手がかりとしたいと思います。 教 授 : 松本 史朗専 門 : インド仏教『修習次第』を読む8世紀のインド仏教の大学僧カマラシーラが著した『修習次第』Bhavana-kramaは、大乗仏教の基本的教えを解説した名著である。この書物を梵語(サンスクリット語)の原典で読み“仏教とは何か”について、考えてみたい。教 授 : 村松 哲文専 門 : 禅美術仏教美術史研究本演習は、禅美術・仏教美術の研究を志す学生を対象としています。美術史の研究に必要なことは、文献の読解力と美術品の鑑賞力です。授業では『歴代名画記』や『魏書』釈老志等を輪読しながら漢文の読解力を養成します。また実物を観る眼を磨くため、随時博物館・美術館にいく予定です。教 授 : 吉村 誠専 門 : 中国仏教・唯識学玄奘三蔵のシルクロード三蔵法師として知られる玄奘(602-664)は、17年にわたるインド・西域の旅をなしとげ、中国に多数の経典・仏像をもたらしました。演習では玄奘の伝記や『大唐西域記』などを講読し、玄奘が生涯をかけて追究した唯識思想や、インド・西域・中国の仏教文化、仏教説話などを多角的に考察します。教 授 : 四津谷 孝道専 門 : インド・チベット仏教利他と空大乗仏教の思想の基調は、空に裏付けられた利他の精神にある。そのように、縁起・無自性・空を理解する智慧(自利)の側面と、他者の救済(利他)を通してこそ究極的な人格の完成が得られるという実践的側面が不可離な関係にあることを、インドそしてチベットにおける仏教の発展の中に辿っていきたい。准教授 : 池上 光洋専 門 : 禅思想・曹洞宗学『見聞宝永記』演習江戸時代の学僧・面山瑞方(1683-1769)が、修行時代にふれた師の言行を記録した『見聞宝永記』を講読します。本書は、江戸期の参学のありさまをいきいきと伝えるとともに、現代にも通じる様々な話題を提供してくれます。ゼミでは、先人の仏道に対する真摯な姿勢を、共に学んでいきたいと思っています。教 授 : 程 正専 門 : 中国禅宗史『二入四行論』を読む中国禅宗の初祖と仰がれる菩提達摩の禅思想を伝える『二入四行論』を読みます。この初期禅宗語録(漢文)を読むことによって、草創期の中国禅宗の禅思想の核心を明らかにしていきたいと考えています。教 授 : 飯塚 大展専 門 : 日本仏教『狂雲集』講読中世林下大徳寺派の僧一休宗純の詩偈集である『狂雲集』を読む。風流、風狂の詩的世界と、その生涯とを重ね合わせつつ、実像にせまりたい。同時に、一休の仏教学的背景を、五山文学と中世禅籍抄物研究の視点から考察していきたいと思う。教 授 : 池田 練太郎専 門 : インド仏教『倶舎論』講読仏教を学ぶひとびとの基礎学として古来もっともよく読まれてきた『倶舎論(くしゃろん)』を、サンスクリット語原典および漢訳によって講読し、仏教についての基本的な知識を身につけるとともに、開祖ゴータマ・ブッダ以後の仏教徒たちによって議論された、さまざまな問題を考えていきます。教 授 : 石井 公成専 門 : 東アジアの仏教と文化『大乗起信論』の成立と解釈の変遷インド成立か中国で作成された偽経かをめぐり、アジア諸国だけでなく欧米でも大論争となった『大乗起信論』の成立事情を探り、中国・朝鮮・日本における解釈の違いについて検討する。東アジア仏教に大きな影響を与えた文献であるため、文学や芸能に対する影響にも注意する。教 授 : 石井 清純専 門 : 禅学禅(ZEN)とネットワーク欧米各国に存在する多数の禅センター。日本から発信された禅(ZEN)は、海を越えて新たな文化としての広がりを見せています。インターネットを通じてそれらと情報交換することにより、世界に羽ばたく禅者を目指してみませんか。教 授 : 岩永 正晴専 門 : 宗学江戸期『正法眼蔵』注釈書の演習江戸時代に多数作られた、『正法眼蔵』(道元禅師撰)の注釈書の演習を行っています。各注釈書の特長や注釈方法の研究を通して、学生諸君みずからの研究の方向を探っていただきたい、と考えています。教 授 : 奥野 光賢専 門 : 三論学『法華経』を読む経自らが「諸経の王」と称しているように、あまたある大乗経典の中で東アジア世界に最も流布した経典が『法華経』です。本演習では鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』を中国・日本で著された各種法華経注釈書にも目を配りながら講読し、法華思想の考究に及びます。教 授 : 金沢 篤専 門 : サンスクリットインド哲学インド哲学を読む仏教哲学の成立・展開にも大きく関わった、いわゆる正統バラモン哲学の基礎的な文献を原典で読む。教 授 : 木村 誠司専 門 : インド・チベット仏教インド・チベット仏教の原典に触れる日本仏教とインド・チベットの仏教は、同じ仏教とは思えないほど、異なった面がある。ごく乱暴な言い方をすれば、インド・チベット仏教は、理屈を好み、日本仏教は情緒的である。本演習では、普段あまり触れることのない彼の地の仏教書を読む。教 授 : 熊本 英人専 門 : 曹洞宗学近代における禅明治時代以降、禅はどのようにとらえられてきたか。また、禅宗は何を伝えようとしたか。たとえば、道元の『正法眼蔵』を、曹洞宗はどう扱い、一般人はどう読んだか。曹洞宗僧侶や仏教研究者が道元禅を読み解いた作品・研究を分析していく。教 授 : 佐藤 秀孝専 門 : 禅学・日本禅宗史中世禅僧の伝記史料を探る鎌倉時代に入宋求法した道元は、正伝の仏法を自覚して日本に曹洞宗を伝えた。ほかにも栄西・円爾や蘭溪道隆など臨済宗の祖師も多い。伝記史料を講読し、彼ら中世禅僧が歩んだ修行生活とその理想としたものを探求したい。江戸時代の僧伝や禅宗灯史が成立する以前の、素朴な息吹を伝える中世撰述史料を対象とする。教 授 : 角田 泰隆専 門 : 禅学・宗学『正法眼蔵』演習道元禅師の代表的な著作である『正法眼蔵』を読む。まずは文字によって字義を明らかにし、その上で宗意を参究する。多々出版されている『正法眼蔵』の現代語訳に頼らずに、受講生各自が文字言句の字義を調べ、それに基づいて自ら考えて本文を解釈してほしい。029禅学科仏教学科演習(ゼミ)・専任教員紹介

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