青山学院大学 大学案内2019
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学部長からのメッセージ伊達直之 教授文学部College of Literature英米文学科フランス文学科日本文学科史学科比較芸術学科本学の文学部5学科の特長は、人間にまつわる学問の総体である「人文知」を、学科それぞれの切り口で学ぶことです。それらを学修する上で、何よりも大切なのは、“人間”に興味・関心を抱くことです。その上で人間の本質や普遍性に迫るべく、自分が生まれ育った文化を見直し、さらには世界の各地域、各時代における人々の暮らしや精神を知ることでより学びが深まります。本学部では、歴史、思想、言葉を基盤とし、それぞれの学科の特性を活かしながら、文学、絵画、音楽、演劇・映像など、多種多様な文化的表現とその所産にふれることを大切にしています。深く探究、考察する「人文知」体験は、幅広い見識と知恵を育み、さらにはこの先の人生を豊かに送っていくための、揺るぎない軸になります。そしてこれらは、卒業後、社会に羽ばたく際のかけがえのない力と指針になることでしょう。本学部で身につけた「人文知」を発揮することで、既成の枠組みや先入観を超える、幅広い分野への未来が拓かれていきます。アクティヴ・ラーニングという言葉が流行りです。文学部では「対話」という言葉を尊んできました。学びの「対話」の相手は、教室の学生仲間に限りません。時代を超えて読み継がれてきたテクストをじっくり読み込み、芸術表現が語るかすかな声をも受け止めて理解する。そして心の奥底に浮かんでくる応答を、考え抜いた自分の言葉にして返す。世界は「対話」の相手に満ちています。加速する現代メディアにもあわてず、好奇心と意欲をもてば、いつどこででも学びへの「対話」が始まるのです。時代が大きく揺れ動く今こそ、「人文知」を学び、理解を深めることは、人生をより豊かにする軸となります。38

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