青山学院大学 大学案内2017
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歴史を研究するには、資料を正確に読み解くことが、その基本となります。「古文書」は、歴史研究の重要な資料のひとつであり、「古文書学」も長い伝統をもっています。この授業は古文書と古文書学への入門編として、実際にそれらを読みながら、古代から中世を中心とした古文書の様式とその変遷、個々の文書の解釈と情報の引き出し方などについて、基礎的な知識の修得をめざします。毎回、コメントペーパーの提出を求めるとともに、受講生自身が古文書の読解を行う機会も設けます。日本史研究の基礎、資料の読解力を身につける「古文書学 Ⅰ ・ Ⅱ 」2・3年次必修(日本史コース)イスラームの歴史をグローバルな視点で学ぶ「東洋史特講(3)」2~4年次選択必修(東洋史コース)イスラム教/イスラーム(以下、イスラーム)が誕生した7世紀から現代までの「中東・イスラーム地域」の歴史について、その前提をなすオスマン帝国に焦点をあてて概観し、体系的な知見を身につけます。同時に、イスラームの教義や戒律、世界秩序観などの知識も深め、歴史や宗教を理解するだけでなく、現代の国際情勢や日本の将来を展望する際にも役立つ学習とします。毎回、質問・意見・感想等を用紙に記して提出するなど、双方向授業となるように積極参加を履修条件としています。外国語文献の速読、和訳を実践的に学ぶ「史料・文献講読 Ⅲ ・ Ⅳ 」3年次必修(東洋史・西洋史・考古学コース)フィールドワークで、歴史的事実を追体験史学科研修旅行3年次実施・必修各コースとも、「歴史の現場」を実際に訪れ、その土地の風土・地理的条件を直に感じることで、その歴史的事実を追体験します。特に考古学コースでは遺跡や博物館・美術館の見学が中心となりますが、遺跡では、調査担当者から出土遺構・遺物について説明を受けたり、博物館・美術館では、学芸員に館のバックヤードなどの普段は見られない場所も案内してもらい、説明を伺います。「研修旅行」には、教室での学びでは実感として理解できないことを体験できる、大きな魅力があります。外国史を研究する際に必要不可欠なのが外国語文献です。その速読・和訳を実践し、卒業論文の作成に備える授業です。具体的な文献(“Weimar and the rise of Nazism” “The Nazi state and society” “Whose conquest? Nahua, Zapoteca, and Mixteca Allies in the conquest of Central America”等)を用い、速読のための文脈の把握力や、キーセンテンスの構造と機能を正確につかむ力、辞書を使わずに文脈から意味を推測する力などを身につけます。Pick Up!演習(ゼミ)日本史コース(1)江戸時代の村落社会の研究/岩田 みゆき(2)日本近代史研究/小林和幸(3)現代日本の社会と政治/小宮 京(4)日本古代史研究-『続日本紀』の講読/北村優季(5)中世史料(基本的に『吾妻鏡』)の講読と研究発表/藤原良章東洋史コース(1)中国史研究/青木 敦(2)東アジア・東南アジアの近世・近現代史/飯島 渉(3)南アジア史・イスラーム史研究/二宮文子西洋史コース(1)ドイツ近現代史研究/割田聖史(2)南北アメリカ、環太平洋・大西洋世界、および地中海世界の歴史に関する研究/安村直己(3)イギリス帝国史/平田雅博(4)ヨーロッパ中世研究/菊地重仁(5)古典古代(ギリシア・ローマ)史研究/阪本 浩考古学コース(1)生産と文化交流の考古学/清水信行(2)自然科学的技法と考古学/菅頭 明日香山吉文庫(寄贈史料)アヤ・ソフィア(イスタンブール)37文学部史学科

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