青山学院大学 大学案内2017
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フランス(本国)とフランス語圏(海外県・海外領土)の地理と歴史を大局的に把握し、これから本格的に学んでいく際に土台となる文化と社会について学ぶ入門授業です。多様な分野(言語・政治・経済・教育・文学・美術・食など)の現在とその歴史的背景などを取り上げるほか、担当2教員が各々の授業で、フランス語の成り立ちと現代のフランス語、フランスと日本(ジャポニスムからmangaまで)などのテーマや移民問題、同性婚といった今日的話題を提供し、多方面からの視点で考えます。フランスとは? 過去から現代までを学び、基礎を培う「フランスの文化と社会 Ⅰ ・ Ⅱ 」1年次必修フランス語原文から、自然な日本語訳へ「講読演習 Ⅰ (2)・ Ⅱ (2)」3・4年次選択必修フランスの現代作家ジャン・エシュノーズの『Courir』(2008)を原文に即して正確に読みます。この作品は旧チェコスロバキアで活躍した陸上選手の生涯を描いたスポーツ小説で、全20章(142ページ)を毎回ほぼ1章ずつ、訳読担当者が音読した上で原文の文体や動詞の時制に注意しながらできる限り自然な日本語に訳します。また、描かれている社会状況についての理解を深めるとともに、発音練習、語彙力の強化、文法事項の復習も兼ねます。受講生全員に、しっかりとした予習を求めます。この国のリアルな姿を深掘りし、視野を拡げる「フランス文化研究 Ⅰ ・ Ⅱ 」3年次選択必修本学科では、随時、シンポジウムや学会、また、海外から招聘した研究者や作家によるセミナーや講演を開催しています。2015年度には、モディアノ(2014年ノーベル文学賞受賞者)作品における女性像の変化についての講演会(ロンドン大学准教授)、哲学者ロラン・バルト生誕100周年記念シンポジウム(パリ第三大学教授ほか)、〈日常〉とは何かに関する国際シンポジウム(ボルドー第三大学准教授ほか)を開催。毎回、今日的な話題や提言など、知的刺激に富んだお話が展開されます。海外からの招聘者による講演会長い新聞記者経験をもつ講師が、7年ほど駐在したパリでの取材体験や映像について、フランス語の新聞・雑誌を用いて講義します。美食の歴史とミシュランガイド、文化政策、オランド政権の実情、ポピュリズム、テロリズム、軍事力などをテーマに、時事的な動きをふまえて理解を深めます。フランスの特有さだけでなく、国際情勢など外からの視点も提示してこの国を相対化し、多角的に見る眼を養います。併せて、現地メディアや海外取材の方法にも言及し、メディアを通じて動向を把握する力を高めます。Pick Up!演習(ゼミ)文学分野【演習 Ⅰ ・ Ⅱ 】フィクションとは何か、「物語」とは何かを哲学的に考える/阿部 崇パリをテーマとしてテクスト、イマージュを読む/荒木善太20世紀のフランス詩/露崎俊和レヴィ=ストロース『野生の思考』を読む/西村哲一デュラス『愛人(1984)』を読む(自伝的作品、構造、効果について)/濵野 耕一郎イマージュを通して見る現代フランスの社会と文化/Arribert-Narce, F.【演習 Ⅲ ・ Ⅳ 】「家族」とは何か(ルソー、ディドロからフーコー)/阿部 崇絵画(写真)を読み解く(ルノワール等、図像を通して、その背景を考える)/荒木善太ディドロ『コントと対話』、18世紀フランス思想/井田 尚モンテーニュ『エセー』、ルネサンスについて/久保田 剛史ボードレール『パリの憂鬱』、散文詩について/露崎俊和デカルト「書簡」を読む/西村哲一バタイユ『ドキュマン』を読む/濵野 耕一郎プルースト『スワン家のほうへ』を読む(絵画、音楽の表象について)/和田恵里17‒21世紀のテクスト(コルネイユ、ルソー、フローベール等)/Arribert-Narce, F.語学分野【演習 Ⅰ ・ Ⅱ 】フランス語言語学入門、ソシュール『一般言語学入門』を読む/尾形 こづえ翻訳とは何か(冠詞の使い方、日本語について)/鳥居正文【演習 Ⅲ ・ Ⅳ 】動詞研究(基本的動詞の構文)/尾形 こづえフランス語の言葉の海に飛び込む、辞書の作り方/鳥居正文文化分野【演習 Ⅰ ・ Ⅱ 】フランス語圈の文化、マダガスカル教育、ベルギーフランス語圏対立等/Adami, S.広告に見る芸術作品、フランスの広告分析、日仏対照/Dhorne, F.【演習 Ⅲ ・ Ⅳ 】現代フランス社会、教育、移民、経済、家族形成等/Adami, S.文学以外のもの、文化について/Dhorne, F.31文学部フランス文学科

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