青山学院大学 大学案内2017
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11耳にします。たしかにルールの複雑さやボールの動きの見えにくさなどがありますが、本来、なんでもありの自由な競技なのです。「ラグビーがすべてではない」という柔軟さが原点に。私がラグビーを始めたのは青山学院初等部3年生の時で、大半の男子はラグビー部に入部する時代でした。当時のメンバー約半数と大学まで競技を続けられる恵まれた環境にありました。大学では国際政治経済学部国際政治学科に進み、専門分野だけでなく経済学や経営学も学べたこと、また、国際経済学の権威である小宮隆太郎先生のゼミでの多角的な学びが私の視野を広げてくれ、どんなことにも勇気をもってチャレンジする精神が培われました。大学2年次には日本代表に招集されましたが、ラグビーと学業の両立ができたのは青学ならではの柔軟な考え方がベースにあったからです。枠にはめない寛容さ、伝統にしばられない強さです。それは私の原点になっていると言えます。さまざまな学問にふれ、ラグビー以外の世界を見せてもらえたことは、現在の仕事にも活きています。GMの仕事はリーダーシップを発揮する場面と裏方に徹する相反した側面をもちますが、いろいろな角度から物事をとらえられるようになったのは青山学院で育ったからこそです。狭い世界に留まらず、将来への道を広げてくれた先生方や友人たちとの出会いによって、国籍や文化の違う人に対して、育った背景や家庭環境までも理解しようとする姿勢を身につけられ、現在に至ったのだと思っています。それぞれの胸に青学の精神が宿り、未来へと続く。青山学院で育った16年間、「あなたが青山学院です」と言われ続けました。一人ひとりが自覚し責任感を高めるということです。青学には夢を叶えられる環境が整っています。もし、今、描く夢がなくても、いろいろなオプションを与えてもらえるはずです。明確な目標がある人にも、模索中の人にも“確かな未来への道”を照らしてくれる場所にきっとなることでしょう。将来への道を狭めず、広い視野でラグビーを、人生を見つめ、今、ここに立つ。大学3年次、秩父宮ラグビー場で行われた日本体育大学戦にてW杯イングランド大会後の記者会見。エディー・ジョーンズヘッドコーチ、日本代表選手と共に©JRFU 2015, photo by H.Nagaoka

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