茨城大学 大学案内2017
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慶應義塾大学博士課程(理工学研究科 応用化学専攻)修了。同科では女性で初めての博士となる。大学院を修了後は、花王(株)東京研究所研究員、慶応義塾大学理工学部講師、新技術開発事業団の特別研究員を経て、1998年より茨城大学へ。現在は学内のフロンティア応用原子科学研究センターの活動も兼務。工学部 生体分子機能工学科江口 美佳 准教授Eguchi Mika工学部教員紹介社会を激変させる可能性を秘めた最先端分野へ貢献するために 私の研究分野は、リチウムイオン電池や燃料電池。皆さんの身近な製品で言うと、携帯電話やビデオカメラ、デジタルカメラやノートパソコンなどに使われている電池です。最近ではハイブリッド車などにも使われていますよね。今後、この分野の技術がさらに進んでいけば、コードが必要な電化製品など無くなってしまうかもしれない。また、全ての自動車の動力が電池に変われば、ガソリンスタンドが街から消えるかもしれない。各家庭に充電設備があるのが常識になるかもしれない。これまでの社会の仕組みを大きく変えてしまうかもしれない可能性を持った分野に、少しでも貢献できるよう研究に取り組んでいます。また、人材もしっかり送り出したいと考えています。 とはいえ、学生の時の研究分野を卒業後もそのまま続けていける人ばかりではありません。だからこそ、どんな分野に行っても力を発揮できる人に成長してもらいたい。そのために、研究以外の部分についても日頃からいろいろとアドバイスをしています。私自身、大学院を修了した後に企業で働いていた間に、社会人としての振る舞いなどを身につけたので、そういった思いが強いのかもしれません。 周囲の人たちと効果的に作業を進める協調性や、コツコツと取り組む勤勉さなど、授業や研究に対する姿勢をしっかり身につけて欲しい。些細なことですが、ちょっと手を添えてあげるだけで、相手にとっては非常に助かることも多いんです。それから、とくにプレゼンテーションは重要視していますね。信頼性の高いデータを出していると思ってもらえるかどうかは、資料を丁寧に作っているかで判断される部分もあります。だから、句読点の入れ方から文字のフォントやサイズまで、細かくチェックしているんですよ。 私は大学時代、「学校に行くたびに友達が増えている」と思うぐらい、いろいろな人と仲良くなって、とても楽しかった思い出があります。4年生になって研究室に入ってからも、尊敬できる先生や先輩・後輩など多くの方々との素敵な出会いがありました。だから、私が当時体験したのと同じような良い想い出・良い出会いを、今の学生たちにも味わわせてあげたい。せっかく同じ場所で学ぶのですから、人との付き合いを大切にして欲しいですね。 茨城大学は、学生一人ひとりと教員がしっかり向き合って学んでいける環境。研究で自分が思っていたとおりの結果が出た時は喜びも大きいです。もちろん、予想外の結果が出た時はそれもまた面白い。それに、努力をすれば必ず願いは叶えられると思います。少しでも興味がある人は、ぜひ茨城大学に来て学んでください。工学部71IBARAKI UNIVERSITY ADMISSION GUIDE 2017

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