茨城大学 大学案内2017
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●「科学の基礎」(理系基礎:工学部対象) どのように壁や柱を頑強に作った建物でも、土台が弱いと思わぬことで崩壊します。学問も同じで、強固な学力基礎がなければ、その基礎の上に成り立つ専門的な知識や応用力を到底身につけることができません。そこで、理系基礎では、高校で学んだ数学と物理学を復習し、磐石な基礎を固めることを最初の目標としています。その基礎の上に、大学基礎レベルの数学と物理学を習得してもらうことをめざします。学問の基礎的な知見、それらを習得するために身につけた方法論、そして基礎を大事にし、その活用法を自ら模索して、新しい問題解決策を見出していく姿勢は、大学での各々の専門科目の履修や、完成度の高い卒業論文(学位論文)の作成だけでなく、そのまま社会の様々な場面に応用できます。大学での勉学を充実させ、その後の人生に活かすためにも、是非、理系基礎で、数学と物理学の基礎を身につけましょう。 大学では『物理学は数学』と揶揄する学生や教員がいます。実際、高校までは、物理学と数学を別の学問として学んできた学生には、大学の物理学の授業で突然現れる、微分積分、線形代数、統計等の数学に戸惑いを感じるかもしれません。そこで、当授業は、高校の出口と大学の入り口をつなぐ架け橋となるべく、大学における物理学の勉強の仕方を理解する準備として、高校で学んだ力学と数学を関連付けながら復習した上で、大学での力学基礎を学び、その習得を目的としています。物理学は、身近な現象を理解するうえで最も基本的な学問です。その基本概念を論理的に理解すれば、あらゆる理系専門分野を学ぶための基礎が磐石になることでしょう。山崎 大 准教授 微分積分の授業では、学生の皆さんにアクティブ・ラーニングとして授業中に問題を解いてもらっています。また、時には学生同士で採点してもらう場合もあります。つまり、ある問題に対して論理的に物事を考え個々の解答を提示する。そして、互いの解答に相違があれば、間違いを理解した上で訂正する。こうした一連の作業は今後かならず必要になります。数学は論理的思考を養う上で非常に適した科目です。さらに、アクティブ・ラーニングにより自分の考えを整理し相手に伝える技術が身につけば、社会に出たときにも間違いなく役立ちます。大学生になったこの機会に積極的に行動してみてください。数学や物理が苦手な人でもわかりやすくて安心です 基盤教育科目では、多くの授業があり様々な分野について学ぶことができます。その中から自分の興味のある分野や専門的な分野を学んでいくうえで基礎となる分野を選べます。 私は、「力と運動」、「微分積分」の授業を履修しました。これらの授業は、これから専門的な分野を学んでいくうえで必要だと思い選びました。また、これらの授業を通して基礎をしっかりと身につけることができました。私は、高校までこのような分野が得意ではなかったので不安はありましたが、実際受けてみると、わかりやすく安心できました。だから、高校までで数学や物理が苦手だった人でも大丈夫です。Student’s Voice工学部 都市システム工学科 2年安部 加奈子[八戸東高校(青森)]小西 康文 准教授物理学は数学?アクティブ・ラーニングで養う論理的思考力と運動微積分学23全学の共通教育IBARAKI UNIVERSITY ADMISSION GUIDE 2017

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