秋田県立大学 大学案内2018
8/92

鶴田:一昨年、本学の学生が御社の工場見学をさせてもらいましたが、かなり自動化が進んでいる印象でした。仕事内容が段々と高度になってきているのではないでしょうか。瀧:最初の頃はスズキ本社が行うことを補助するような業務が多かったのですが、今は製造技術開発力が求められ、工学の専門知識を持った人が必要となっています。また、不良検査についても自分たちなりのプラスアルファの分析・品質管理が必要です。その意味でも専門知識を持った人材がますます求められています。鶴田:どういう知識やスキルが必要か。また、求める人材像を教えていただけますか。瀧:当社は毎年大卒、高専卒業生を何名か採用し、その方々には会社の頭脳としての働きを期待しています。工学系の学生には基礎知識を大学で身に付けてもらうのは当然です。会社で必要な知識や資格は就職した後に学んでもらいます。資質として求めたいのは、自ら考えて行動できる力、指示待ち人間ではなく、問題を発見し、解決できる力です。大学にはそうした力を伸ばす教育を行っていただくことを期待しています。鶴田:本学では平成30年度から、学科を再編し、機械工学科、知能メカトロニクス学科、情報工学科が新設されます。存続する建築環境システム学科、経営システム工学科を含め、新体制では「プロジェクト型実践演習」という名前を冠し、問題発見力、またそれを解決する力を体系的に学習させていきます。機械工学科ではこれに伝統的な力学(材料、熱、流体、機械)を重視した教育をしていきますので、本学の卒業生にご期待いただければと思います。最後に機械工学科を卒業して御社に入社することを希望する未来の学生に一言お願いします。瀧:大学で皆さんが学ぶ学習は基礎知識として重要です。会社に入るとすぐに役に立つ知識もあるでしょう。私は機械系の学科を卒業しましたので、力学系の基礎知識はかなり役に立ちました。あとは入社後に身に付けることが多かったのですが、大学時代に学んだことで自分の引き出しの中にしまっていたものが後に急に役に立つ時もありました。そういう意味では、引き出しの量を増やしておくことが重要だと思います。また、大学はいろいろな地域、環境の人が集まってきます。たくさんの人と積極的に関わり、柔軟性、発想力、問題解決力等を磨いて欲しいと思います。授業がないオフの期間は、工場の見学やアルバイトなどをして、望む職種について理解を深めてほしいと思います。 スズキ部品秋田には現在秋田県立大学の大学院修了者2名、学部卒業者2名が在籍しています。皆さんの先輩と一緒に待っていますので、有意義な大学生活を送り、ぜひ弊社への就職を検討してください。企業PROFILE所在地:秋田県南秋田郡井川町浜井川字家の東192-1設立年度:1972年10月資 本 金:5千万円従業員数:441名業務内容:スズキの二輪車・四輪車用の部品製造これからの秋田県立大学に期待すること鶴田 俊 教授   瀧 純一 様システム科学技術学部機械知能システム学科 学科長株式会社スズキ部品秋田※本対談は平成29年3月15日に行いました。 代表取締役社長は瀧様から熊谷充寛様になっております(平成29年4月1日現在)が、スズキ部品秋田様の許可をいただき本インタビューを掲載しております。工学の専門知識を持った人材がますます求められています。新風秋田県立大学は新たなステージへ06 Akita Prefectural University

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る