秋田県立大学 大学案内2018
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聴覚特性に基づく音声・音響符号化技術、3D音場再生技術 “あたかもその場に居る様な”非常に高い臨場感の通信・再生を実現するための、効率的な3次元音響伝送再生技術の研究を行っています。例えば、サッカースタジアムで、自分のスマートホンを用いてプレーの様子を360度の全方位撮影をして、離れた場所に居る人にリアルタイムでその場の画像と音を高品質に伝送して再生出来る様なシステムの構築を目指しています。あるいはゲームなどに代表される、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)に於いて、3次元空間を高い臨場感で再現することを目指しています。高い臨場感を得るためには、音の役割が非常に大きいのです。あたかもその場にいる様な音空間を再現するにはまず、3次元空間中に散在する様々な音の位置関係をそのまま崩さずに取り込むことが必要です。次に取り込んだ音を、効率的に符号化する事が必要になります。3次元の音空間を丸ごと符号化するわけですが、そこには種々の複数の音源が散在しています。それらの音源の位置関係や強さによって、ある音は目立つけれど、ある音は目立たないといったことが起きます。これをマスキング効果と呼び、その現象をうまく利用することで伝送すべき情報量を削減したり、重要な音を強調したりできると考えられます。しかし3次元空間上に配置された音源相互のマスキング効果のメカニズムはまだ解明されていません。私たちは、その作用、効果を明らかにし、その心理物理モデルを構築することで、効率的な符号化やより臨場感溢れる音の再現が可能になると考え研究を進めています。システム科学技術学部情報工学科みらいへ飛ばす注目の 研究 西口先生は非常にアイディア豊かな方で、自分が全く見当もつかなかった方面からアプローチを授けてくださります。また、研究以外の面では、催し物が非常にお好きな方で、特に研究室の飲み会では普段はなかなか聞くことのできないユーモア溢れるお話を沢山されます。大学院・電子情報システム学専攻加藤 巧大さん[1年]秋田県/新屋高等学校出身Message研究テーマ 秋田県立大学では、その気になればどんな研究でもできます。私たちの研究室では、“音”に関することなら何でも研究できる環境と設備があります。そして音に関する基礎を学生の皆さんに指導し、また一緒に考えてくれる熱心な教員がいます。音の事に少しでも興味を持ったり、疑問に感じたりしたことがあったら、ぜひ私たちと一緒に研究してみませんか。StudentVoice西口 正之 教授Nishiguchi Masayuki人間支援情報工学講座メディア情報処理研究グループ専門分野/音声・音響信号処理30 Akita Prefectural University

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