秋田県立大学 大学案内2018
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Message人が心地よく自然に使える、人に寄り添う柔らかい機械 ここ最近、介護現場のパワーアシストやリハビリ分野でウェアラブルパワーアシスト機械が注目を集めました。このように人の体に直接取り付けたり、直接動かしたりする機械の開発が急速に進んでいます。 こうした機械は人の体に直接触れるため、動きが人とうまく同期していないと、いまいち使いにくい、もしくは使い心地が悪いためにかえって人の動きを邪魔したりしてしまいます。しかし、機械の動きを人にうまく同期させることは非常に難しい課題です。そこで私たちは、空気の柔らかさで人の動きと機械の動きの差を吸収することでこの課題を解決し、人の動作をサポートする機械を開発しています。 現在、私の研究室では核となる要素技術として空気圧人工筋肉の開発を行っています。素材や構造を改良し、軽くて大きな力を発揮できるようになってきました。また、この空気圧人工筋肉の応用についてもトライしていて、たとえば人の歩行に合わせて体を吊り上げ、膝にかかる体重の負担を軽減する体重免荷システムを開発しています。将来的にはお年寄りや膝に不安を抱えている人が外を歩き回るのをサポートするような装置を考えています。現在は人の歩行とうまく同期する方法や、空気圧人工筋肉の柔らかさが人の歩行に与える影響などについて実験を通して調べています。 このように、単に人の動作をアシストするだけでなく、自然に使える、使いやすい、心地よい動作や感覚にこだわって、空気圧の利点を生かした人に寄り添う機械の開発に取り組んでいます。システム科学技術学部知能メカトロニクス学科みらいへ飛ばす注目の 研究 直樹先生は気さくでとても話しやすく楽しい先生です。学生の考えを尊重しつつ、次へつながる的確なアドバイスを出してくれるので研究テーマがかなり捗ります。学生一人ひとりへの対応が丁寧で分かりやすいと感じます。 大学というところは、皆さんの知的探求をサポートする、知識や経験、情報、設備などの優れた道具がたくさん集まった道具箱のようなものです。ぜひ皆さんの「知りたいこと」、「やってみたいこと」を大学に持ってきて、これらを使いこなし、大学だからこそできる知の探求という世界を存分に味わってください。機械知能システム学科成田 有希さん[4年]秋田県/秋田工業高等学校出身研究テーマStudentVoice齋藤 直樹 准教授Saito Naoki知能化機械システム講座ロボット・メカノシステム研究グループ専門分野/流体動力工学、メカトロニクスAkita Prefectural University 29

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