獨協大学 大学案内2018
81/160

知的財産をどう守るか。あなたなら、どう考えますか?「応用美術」 で近年問題になっているのは「ジェネリック家具」。意匠登録が有名デザイナーズ家具のデザインをコピーして大量生産した家具が、安価で出回っています。▲ LIVEゼミナール [知的財産法]その発明の特許、誰が出願するべき?私が調べたのは「冒認出願」。「共同で発明をしたのに片方が勝手に特許出願をしてしまう、または発明者が特許を受ける権利を他人に譲渡したにも関わらず自分で特許出願をしてしまう」など、特許を受ける権利がない人が出願をしてしまう問題です。大量生産されるファストファッション、椅子やテーブルなどの家具、人形やフィギュア……。こうした「応用美術」が、著作権保護の対象になるのかを調べています。皆さんはどう思いますか?音楽や絵画などの「純粋美術」と、応用美術って、どう違うんだろう? たとえば、「独創性の高いデザイン」と「時計としての機能」を兼ね備えた時計は、純粋美術? それとも応用美術?張 睿暎 准教授知的財産法とは、知的創作を「無形の財産」として価値を守るための法律。発明者や著作者の権利を適切に保護することは産業の発展にもつながるため、非常に重要なテーマといえます。このゼミでは、特許権・商標権・意匠権・著作権など知的財産権全般をテーマに毎回数名の学生が発表を行い、議論を深めています。このテーマのポイント「大量生産されるファストファッションに著作権は認められる?」「大学の研究者と共同研究をしていた企業が、研究者には言わず勝手に特許を出願してしまった」。これらは知的財産権が関係した問題です。実際の判例を用いて考えてみましょう。どんなテーマ?Today's FocusToday's Focus冒認出願の背景にあるのは、「共同研究」や「共同開発」。「自分も研究開発に参加したのだから、特許を受ける権利がある」と考える人が、増えているというわけですね。国境を超えた共同研究やコラボレーションが常識になった時代だけに、さまざまな論点がある、興味深いテーマです。「創作性」など、何らかの判断基準を定めることはできないのかな?79法学部法律学科

元のページ  ../index.html#81

このブックを見る