獨協大学 大学案内2018
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法学部長 小川 健 私たちの社会は、さまざまな約束事を前提として成り立っています。他者を傷つけない、借りたお金は返す、夫婦として一緒に生活する、納期に品物を納める、といったことから、一定の時刻に登校し授業を受ける、駅前に約束の時刻に集まる、といったことまで、大多数の人がこれらの約束を守ることで社会は円滑に運行しています。 これらの約束事は、各人が自発的に守ることが望ましくはあるのですが、一定の範囲では、最終的に国が介入して実現する仕組みがあることによってその約束の実効性が確保されています。 「法学」とは、このような国の介入が予定される約束事である「法」とはどういうものか、国はどのような事柄に介入することができるのか、逆にどのような事柄には介入すべきではないのか、どのような介入の仕方が可能なのか、また、社会の約束事には黙示的なものも含めてどのようなものがあるのか、そして、どのような約束事を設定すれば社会が円滑に運行することになるのか、といったことを発見し、探求する学問分野です。 本学の「法律学科」は、特に日本国内の法を中心として、「総合政策学科」は、法学に加えて、人や団体の間の力関係を通じて社会を見ようという「政治学」的な視点などを加えて、「国際関係法学科」は対外的な関係を中心に法学および政治学などの手法を使って、いずれも社会を見ていこうとする学科です。 国際社会や国を単位とする社会、地域社会や会社、そして私的なグループまでも、これらの学問分野は対象としていますので、法律や政治の専門家となる人ばかりでなく、社会生活をおくる人全てに必要な視点を提供するものとなっています。  法律や政治の専門家となる人ばかりでなく、 社会生活をおくる人全てに必要な視点を提供しますFaculty of Law77

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