獨協大学 大学案内2018
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江戸時代、日本では多くの倹約令が発令されていましたが、西洋では1629年イギリスでの発令が最後。西洋では、お金を使うことが経済を好転に導くという考えが、早くから支持されていました。 資本主義社会を動かすのは盛んな消費文化か。それとも倹約の文化か。あなたなら、どう考えますか?江戸時代、男性が65%、女性が35%と男女比に大きな偏りがあり、遊郭などの独身男性向けの産業が発達していました。現代の独身者向けのビジネスは、婚活サービスがあると思います。都市の男女比率と婚活事情。江戸は西洋の大都市と同じように、消費が中心となって形成された都市ですが、貴族や武士階級だけではなく、庶民の間でも盛んに消費活動が行われていたことが大きな特徴として挙げられるのでは?西洋では婚外恋愛など、男性主導の消費社会が形成されていました。しかし日本の場合、「大奥で働く」という地位獲得のため、自己投資を目的とした女性主導の消費活動も行われていたと考えられます。▲ LIVEゼミナール [グローバル化と地域社会・文化]社会学で斬る!恋とお金と江戸時代Today's Focus都市形成の構造と西洋との違い。消費経済を日本とは逆の視点から見つめていたと思う。大奥の女性は非モテ系!?ステータスとしての自己投資。倹約令が発令された要因の一つに浅間山の噴火があります。自然災害が発生した際、消費を慎む傾向は現在もあります。しかし、被災地域ではない住人は、お金を使って経済を回した方がいいのでは?現代社会にも残る、無言の倹約令。さまざまな社会現象を、社会学的な視点でとらえ、考察することがこのゼミのテーマです。社会のグローバル化が、自分達が住む地域社会にどのような影響をもたらすのか。100年前の社会現象が、現在の私達の生活にどのように関連しているのか。柔軟な発想で物事をとらえることで、社会で活躍するための力を養います。岡村 圭子 教授このテーマのポイント社会学者ゾンバルト著「恋愛と贅沢と資本主義」を題材に、同時代の日本とヨーロッパ社会における経済と文化を比較します。社会の変遷と現代のさまざまな現象を追いながら、社会の仕組みへの理解を深めます。どんなテーマ?51国際教養学部言語文化学科

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