獨協大学 大学案内2018
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日本で「風の道」は実現可能か。あなたなら、どんな視点で発言しますか?昼間は空調の効いたオフィスで人が働き、夜はほぼ無人になるオフィス街よりも、風の道は住宅地にこそ必要なのでは。それともヒートアイランド対策は都心において「待ったなし」なの?快適さを考えると住宅街こそ必要だと思う。アスファルトやガラスの輻射熱で都心の気温上昇が深刻化しているのは確か。ただ都市計画の初期の段階で風の道を組み込むには行政や地権者の理解が必要。完成した都市では難しいかな。経済発展を重視する側と環境保護のバランスをどう図るか。個別にはできないので自治体ベースの共同プロジェクトを。都市計画で大事なのはステークホルダー(利害共有者)の合意。企業メリットを行政がどう提示するかで推進力に差が出る。▲ LIVEゼミナール [ドイツの環境問題と環境対策―日独比較考察―]「風の道」は、日本にできる?Today's Focusビル密集地で道をつくる余裕は?経済発展と環境保護のバランスを図る視点が必要。ステークホルダーの理解を得ないと街づくりは進まない。日本で「風の道」が必要なのはビルがひしめくオフィス街。大都市の改革には時間がかかるけど、ヒートアイランドの緩和はもとより今までにない新しい街の魅力が生まれるかも。「風の道」は新たな街の魅力を生む。ヒートアイランド対策のさまざまな施策の中でも、発表者が特に「風の道」を取り上げたのは街の魅力づくりにも寄与するから。ドイツの都市計画の立て方において風の道がつくりやすい構造にあるのか考えることで、日本の都市で果たして風の道が実現できるか可能性が見えてきます。岡村 りら 准教授このテーマのポイントドイツ・シュツットガルト市の都市計画で注目された「風の道」。川風や緑地の冷気を活用した街づくりは、CO2の削減や都会のヒートアイランド現象に効果が期待される。日本でこの「風の道」を展開するには、どのような視点が必要なのか。どんなテーマ?25外国語学部ドイツ語学科

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