東京理科大学 大学案内2018
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ビジネスエコノミクス学科経営学科研究室紹介企業が他の企業にいかにして勝ち、いかに維持していくかということを、経営学のさまざまな視点から検討します。各分野の既存研究を踏まえ、実証的でありながらも、ビジネスの肌感覚に合い、役に立つ論文作成を目指します。経営戦略領域企業に関わるお金の流れ、資産の活用、市場の評価、経営者の意思決定などが多くの場合、研究対象となります。企業と市場に関するデータを活用して、経営活動と市場評価について仮説検証型の卒業論文を推奨しています。会計ファイナンス領域ソーシャルメディアの進展とグローバル化の下、 製品開発、価格設定、広告、流通、消費者行動等が、研究対象となります。消費者行動に関する調査を基盤に、企業が戦略構築するための仮説・検証型の卒業論文を推奨しています。マーケティング領域経営や財務に関わるデータの分析が研究対象であり、数理に基づいて因果関係の推定や新しい規則性の発見を行います。また、経営情報システムの設計・分析も研究対象であり、既存システムに対する優位性の確立が課題です。情報マネジメント領域[専攻]経営学 [研究]マーケティング[テーマ例] 1CRMと企業業績 2販売促進とマーケティング分析市場環境との適合性を軸に、企業の行動原理を研究しています。具体的には、需要調整・情報対応・社会対応・競争対応の科学として、「戦略」という視点からマーケティングの研究を行っています。市場を巡る競合他社との競争では「競争優位性」が鍵となります。競争優位の源泉は、顧客、環境分析能力、内部資源など、多岐多様にわたります。その競争優位を創出するためにいかなるマーケティング戦略が有効なのかを分析しています。大驛 研究室指導教員/大驛 潤 教授[専攻]実証的財務会計、税務会計 [研究]租税負担削減行動の実証分析・財務報告の経済的影響と経営者行動の関係性[テーマ例] 1企業の租税負担削減行動の実証的分析 2財務報告の質的側面からの検証 3コーポレート・ガバナンスと組織行動、および税務属性との関連性財務報告は国内会計基準や法律などによって基本的にその形式や内容が決まります。この国内会計基準は国際会計基準との統合化を通じた国際化が着々と進展しています。こうした会計基準の変化は財務報告の情報内容や信頼性などに大きな影響を与えています。財務報告や会計基準の変化に直面する経営者、労働者、投資家などが、どう向き合い、そしてどう対応していくのかを実証的に検証することが私のテーマです。大沼 研究室指導教員/大沼 宏 准教授[専攻]経営管理論、経営戦略論 [研究]技術マネジメント論[テーマ例] 1萌芽的技術とエンジニアが、大企業でどうサバイブし収益事業として結実するか 2コモディティ化するデジタル家電製品の分析とその対応策の探求 3iPhone陣営とAndroid陣営の戦略的な目的の違いと企業行動の比較本研究室では「日本の自動車企業大手と総合家電大手には、どちらも一流大学の学生が入社するのに、ここ十数年、自動車企業だけが高い利益を上げ続けているのはなぜか?」などの問いに対し、理論(=ものの見方)によって鮮やかにその答えを導く訓練をします。工藤 研究室指導教員/工藤 秀雄 講師[専攻]経営学 [研究]マーケティング[テーマ例] 1SNSと企業のマーケティング成果の関係 2SNSによる消費者間コミュニケーションの発展 3SNSと広告戦略の最適化ソーシャル・メディア・マーケティングは、SNS(Facebook、Twitterなど)を活用して企業のマーケティング成果や消費者の商品・サービスに対する評価がどう影響を受けるのかを研究します。私は10年間のマーケティング実務経験でデータ・サイエンティストとして企業のコミュニケーション・プランニングを行ってきました。マーケティング実務で必須の統計分析スキルを習得し、変化するデジタル・コミュニケーションに取り組む意欲のある学生を歓迎します。大西 研究室指導教員/大西 浩志 准教授[専攻]経営学、組織行動 [研究]リーダーシップとネゴシエーション、合意形成[テーマ例] 1社会基盤整備における紛争解決支援 2異文化間交渉 3管理者行動とリーダーシップ多様性は創造力の源泉にも、コンフリクトの原因にもなります。優れたプロジェクトを策定し、実現するチームを構築し、動かしていくときには、対立や衝突を建設的に解決していく能力が不可欠です。さまざまな状況におけるネゴシエーションや合意形成について、学術調査をベースに、応用と実践を重視して研究しています。奥村 研究室指導教員/奥村 哲史 教授[専攻]経営学 [研究]医療経済評価[テーマ例] 1医薬品の費用対効果分析 2医薬品価格政策の国際比較研究 3在宅療養患者に対する薬学的管理のアウトカム評価研究医療経済評価とは、医薬品や医療機器などの医療技術を費用対効果分析などの手法を用いて分析・評価するものですが、医療資源費消や医療介入による成果を「QOL:医療の質」などの医学的観点で分析するところが、一般の経済学と異なります。医療評価分析の研究結果は、医薬品の価格(薬価)設定や保険収載可否などの政策的意思決定に用いられるほか、企業の立場からは、開発戦略、マーケティング戦略に用いられます。坂巻 研究室指導教員/坂巻 弘之 教授[専攻]企業ファイナンス [研究]コーポレート・ガバナンス、企業の社会的責任、研究開発投資[テーマ例] 1コーポレート・ガバナンスと企業行動 2企業の社会的責任と企業パフォーマンス 3資本構成と研究開発投資企業が長期的に発展していくためには、経営者に適切な行動を促すコーポレート・ガバナンスが必要です。本研究室では、企業ファイナンス理論をベースに日本企業のコーポレート・ガバナンスや企業の社会的責任を研究しています。佐々木 研究室指導教員/佐々木 隆文 教授[専攻]情報通信学 [研究]クラウド、ビッグデータ、知能化、可視化[テーマ例] 1機器クラウド化とソフトウェアデプロイ技術 2IoT・IoV・IoE+クラウドのハイブリッドプラットフォームとその応用 3ブラックスワン発見に向けた人間+AIのハイブリッド知能技術の開発・実験IoT・IoV→IoE機器のクラウド化が進んでいる中、ネットワークエッジから収集したビッグデータが簡単に手に入るようになり、その処理技術に注目が集まっています。特に、多目的機器のクラウド化・API化、大量データの中で「ブラックスワン=珍しいかつ高インパクト」部分を発見する方法、知能化による処理プロセスの自動化、可視化などの技術を中心に扱っています。新規性のある研究課題が見つけやすく、ほとんどをスマホ・Raspberry Piなどで実装も可能です。ザニケエフ 研究室指導教員/ザニケエフ・マラット 准教授[専攻]財務会計 [研究]財務分析、企業価値評価[テーマ例] 1資本政策(自社株買いやM&A)と会計情報 2将来予想情報と企業価値企業はさまざまな意図をもって自社株買いやM&Aといった資本政策を実施しています。こうした資本政策を会計情報を活用しながら分析するとともに、どのように資本市場が企業の資本政策を評価しているかを研究しています。また、企業は長期的な視点から自社の将来に関する予想情報を開示していますが、こうした情報開示がどのように企業価値の向上と関連しているかという研究も行っています。島田 研究室指導教員/島田 佳憲 講師[専攻]アセットマネジメント、インターナショナルファイナンス [研究]アセットマネジメント、リターンクロスセクション、企業の多国籍化と評価[テーマ例] 1日本企業の多国籍プレミアム 2ホームバイアス 3ファンドマネジャーの制約とパフォーマンス 4エマージング市場国際金融市場における参加者が、どのように互いに情報格差やエージェンシー問題に直面しながら選択(意思決定)を行っているか、実データを通して分析します。国際との接点で見た日本市場における現象に焦点を当てた研究では、特に発展途上国市場へのファンドや企業の投資について、過度の集中やホームバイアス現象を発見し、国際比較見地に立って説明を試みています。平木 研究室指導教員/平木 多賀人 教授[専攻]情報数理、応用統計 [研究]確率統計に基づくデータ解析・パターン認識・画像処理[テーマ例] 1企業の倒産予知 2企業評価に最適な財務指標抽出 3画像認識の経営分野への応用確率や統計といった数学を利用して、情報工学や経営・財務に関わる問題の解決を試みています。特に経営に関係するデータの解析を研究の大きなテーマとしており、多変量解析やパターン認識アルゴリズムを用いて、これまでに知られていない有意義な知見を得ることを目指しています。また、画像処理も専門としており、画像認識の経営分野への応用も試みています。保坂 研究室指導教員/保坂 忠明 講師[専攻]情報通信システム&ネットワーク [研究]経営データ分析、トラヒック制御、性能評価[テーマ例] 1企業間提携における適合性の検証 2企業の短期的成長分析 3理想的鉄道路線の設計 4魅力的な街づくりに向けた分析経営情報に関する問題、あるいは日常・社会のさまざまな場面で遭遇する「混雑現象」や「確率的事象」により生じる問題に対しては、どのように対処したらより便利、快適になるのでしょうか。この問題に対するより効率のよい対処法を考えていきます。まず、はじめにモデルを作成(モデル化)し、これを理論的に解析したりコンピュータシミュレーションにより分析したりというアプローチ法で「実践的な研究」に取り組んでいます。能上 研究室指導教員/能上 慎也 教授[専攻]生産管理、ロジスティクス [研究]サプライチェーン・マネジメント、工場計画[テーマ例] 1サプライチェーン最適化 2拠点配置戦略 3地域振興戦略 4CO2排出量を抑えるVRP手法 5航空路線選択問題 6多層階工場レイアウト 7第6次産業関係 8IoT日本経済を牽引する製造業、流通業、輸送業などの産業の発展に寄与することを目標に研究をしています。具体的には、企業経営上の課題に対する立地、市場、技術や生産・ロジスティクスに関する戦略の構築、現場でのさまざまな問題解決、更にオペレーションを最適化するために数理計画法、メタ・ヒューリスティクスやシミュレーションなどの手法やソフトウエアを使ってビジネスに役立つ研究をしています。藤川 研究室指導教員/藤川 裕晃 教授[専攻]アントレプレナーシップ [研究]事業創造プロセス、イノベーション[テーマ例] 1事業創造の実務と理論 2科学技術系イノベーションによる事業創造 3社会イノベーションを引き起こす事業創造アントレプレナーシップは日本語で「起業家活動」のことです。新しいビジネスを起こす実業家の活動をイメージしがちですが、本研究室では起業をより広義に身近なものとして考えます。学生一人ひとりが身の周りの変化に気づき、対応し、機会として捉え行動する力を身に付けることを重視します。個人やチーム演習で「新しい業(行動)を起こす」ことを体験し、アントレプレナーシップとイノベーションについて考察します。牧野 研究室指導教員/牧野 恵美 准教授[専攻]管理会計学 [研究]マネジメント・コントロールの機能[テーマ例] 1スマートフォンへの市場シフトに伴うブランド価値の変化 2M&Aにおける買収プレミアムとシナジー効果の関連性 3多角化経営の内部資本市場の効率化企業経営の舵取りを担うのが企業戦略です。企業戦略の達成に向けて組織活動や人の働きを方向付ける仕組みが必要になります。研究室では、管理会計やマネジメント・コントロールの機能を切り口に、そのような仕組みの解明に取り組んでいます。山根 研究室指導教員/山根 里香 准教授[専攻]金融・ファイナンス [研究]コーポレート・ガバナンス、リスクマネジメント、保険[テーマ例] 1コーポレート・ガバナンスと企業行動 2リスクマネジメントと企業価値 3金融・保険業の産業分析本研究室では、コーポレート・ファイナンスの理論を基礎に、コーポレート・ガバナンスやリスクマネジメント・保険をめぐる諸問題について、企業財務・資本市場データを用いた実証的なアプローチによって研究します。柳瀬 研究室指導教員/柳瀬 典由 准教授[専攻]経営学 [研究]マーケティング[テーマ例] 1消費者の心理変化が買い物行動に与える影響分析 2消費者心理のネットワーク構造探索  3顧客の“成長”パス研究企業がマーケティング計画を立てる際、「あの人がこの商品を買った理由はこれではないか」という消費者に関する理解と知見が必要になります。消費者の購買行動だけでなく、その背後にどんな消費者の意識が隠れているのかを数理モデル化し、行動を起こす「きっかけ」をデータから探る研究をしています。山口 研究室指導教員/山口 景子 講師[専攻]経営学 [研究]国際経営[テーマ例] 1海外子会社の企業家活動 2ベンチャー・中小企業の国際化 3食文化のイノベーションと普及世界各国でビジネスを行う多国籍企業の戦略とマネジメントが主なテーマです。最近、海外子会社が企業の成長を牽引するユニークな新規事業開発を主導する事例が増えています。こうした海外子会社の事例を集め、どのような仕組みやリーダーの特性が新規事業開発の成功の鍵となるのか、調査をしています。渡邉 研究室指導教員/渡邉 万里子 講師(2017年4月1日現在)経営学部98

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