東京理科大学 大学案内2018
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研究室紹介[専攻]建築構造学、鋼構造学 [研究]鋼構造学、耐震工学、合成構造[テーマ例] 1構造レジリエンス/壊れた建物の再生 2優れた耐震性と制振性を備えた鉄骨建物の開発 3鋼構造の特徴を生かした木質合成構造システムの開発近年の自然災害による甚大な建物被害を経験し、従来の耐震安全性だけでなく、損傷や崩壊を前提にした概念として、冗長性やレジリエンスといった新しいキーワードを設計工学に取り入れるための研究をしています。また、従前の構造学の概念にとらわれず、自然素材を生かした建物や、生産性・意匠性を意識した建物の開発、エネルギー・電気・通信などの分野を横断した学際的研究にも挑戦しています。伊藤(拓) 研究室指導教員/伊藤 拓海 准教授[専攻]建築設計、都市設計 [研究]建築設計、都市設計[テーマ例] 1現代建築の設計手法に関する研究 2建築および都市の形態学的研究 3東京日本橋および神楽坂・外濠再生のための実践的研究都市空間は建築の集合体によって構成されるので、魅力ある都市環境をつくるためには、建築についての知識と技術に習熟していることが大切です。工学の技術を駆使してつくられる現代の建築は、自然環境と都市環境との新しい関係を具体的に定めて整える役割を担っています。私たちの研究室では21世紀にふさわしい新しい建築型や建築要素群の設計計画の方法および理論を探求しています。宇野 研究室指導教員/宇野 求 教授[専攻]建築環境工学、建築設備工学、数値流体工学 [研究]換気システム、室内温熱環境、流れのコンピュータ・シミュレーション[テーマ例] 1通風性能の優れた住宅設計法に関する研究 2暖冷房の消費エネルギーと快適性に関する研究 3集合住宅の換気設備に関する研究自然換気・機械換気による室内空気環境の維持に関する研究を実施しています。自然換気については風力換気を主体に風洞実験、数値シミュレーションによる通風量の計算モデルを開発、機械換気では近年の高気密集合住宅に適した換気システムが派生する諸問題の解決に取り組んでいます。暖冷房時の室内環境と投入エネルギー、快適性評価法について検討するとともに、コンピュータ・シミュレーションによる予測法を開発しています。倉渕 研究室指導教員/倉渕 隆 教授[専攻]建築歴史・意匠 [研究]都市史、建築史、保存・再生計画[テーマ例] 1歴史的町並みの空間構成に関する研究 2東アジアの都市・都市型住宅に関する研究  3近代建築の保存・再生に関する研究本研究室では、日本やアジアを中心に建築や都市デザインの歴史について、芸術、文化、技術、生活、社会、経済などの側面から総合的な調査研究を行っています。また近年では、歴史的な建物や町並み景観を生かしながら環境に優しいまちづくりをしていこうという動きが見られますが、こうした歴史的環境の保存・再生計画についても積極的に取り組んでいます。伊藤(裕) 研究室指導教員/伊藤 裕久 教授[専攻]建築計画 [研究]建築構法、改修技術、構法史[テーマ例] 1近代建築の修復手法・技術のライブラリー化に関する研究 2組積造とRC造の構法的連続性(カタルーニャ・ヴォールト施工実験) 3木密地域におけるリノベーションと防災構法既存建築を再生・活用する時代において、建物のしくみ・構法が時代によりどのように変化してきたか、また、それらの再生事例に用いられた手法や技術を蓄積し共有する研究に取り組み、効果的に再生の質を高めていくことを目指しています。また、スペインのレンガ造構法であるカタルーニャ・ヴォールトの施工実験、集合住宅における居住者主体性に着目したDIYの手がかりとなる木造フレームの製作など、ものづくりを通した研究も特徴です。熊谷 研究室指導教員/熊谷 亮平 准教授[専攻]建築構造、耐震工学、免震・制振 [研究]免制振、最適理論、健全性診断[テーマ例] 1慣性力の特長を生かしたダンパーを用いた建物の最適応答制御 2特性が可変するセミアクティブ免制振システムの最適制御理論 3建物の振動特性の解明と構造ヘルスモニタリング社会や産業・経済が高度に発展した日本では、地震に対して安全・安心な都市の構築が必要不可欠となっています。本研究室では、地震の特性や建物の揺れ方に応じて最も効果的に建物の揺れを抑えることが可能な免制振の技術開発を行っています。また、地震による建物の損傷の有無を診断し、建物の修復の必要性、地震後の建物の居住可能性等を自動的に判断する技術開発も行っています。栗田 研究室指導教員/栗田 哲 教授[専攻]建築・都市計画、建築設計 [研究]建築計画、都市解析、まちづくり[テーマ例] 1都市住居の空間構成に関する研究 2建築・都市の空間形態に関する研究 3まちづくりの空間デザインに関する研究本研究室は、個々の建築を設計するという実践的な視点に立って、建築やその集合体である都市を見直し、より豊かな環境を形成していくための計画技術を導くことを目標とします。そのため、建築・都市のフィールドワークによる、客観的データの収集と数理的な分析手法に基づいた空間評価研究に取り組み、新しい空間の提案を行います。現在は、主として都市の住居集合、建築・都市の空間形態、人や建築などの都市活動、まちづくりなどの現代的な課題に取り組んでいます。郷田 研究室指導教員/郷田 桃代 教授[専攻]建築数理学 [研究]ウェーブレット解析の応用、数理解析[テーマ例] 1設計用入力地震動の作成手法の提案 2ブラインド信号源分離と位置の特定に関する研究 3建築数理現象の数理解析的解明に関する研究建築工学に現れるさまざまな現象を解明するには数理解析的なアプローチが必須となります。本研究室では実際に得られたデータや模擬的なデータに対して、ウェーブレット解析などの最新の数理解析的な手法を用いることで、そのデータの有する本質的な特性の抽出を行っています。そのため、特定の分野にこだわらず計画・環境・構造と幅広い分野での研究を行っています。例えば、環境分野の研究では、室内音響障害の原因解明の基礎的研究を行っています。佐々木 研究室指導教員/佐々木 文夫 教授[専攻]建築構造学、構造設計、防災技術 [研究]新素材、免震、制振、風力発電施設[テーマ例] 1世界初免震、制振の開発 2新素材による新構法の研究 3最新の構造設計に関する研究「構造技術で社会をデザインする」をミッションに、①自然の力を知る→②高度な技術力をバランス良く身に付ける→③エンジニアとして社会貢献に挑む→④挑み知り得た経験を分かち合う→⑤構造技術で社会をデザインする、を創造的、実践的に学びます。私は東京理科大学を卒業後、民間の構造設計事務所でエンジニアとして実務に従事するかたわら、世界初の新規研究分野を開拓してきました。基盤からその姿勢を継承していきます。髙橋 研究室指導教員/髙橋 治 教授[専攻]建築構造、構造設計 [研究]耐震設計、耐火設計、構造信頼性[テーマ例] 1地震時の建物応答、実構造物の地震時挙動 2火災加熱時の梁の変形挙動 3リスクを適切に考慮した設計水準建築物は、私たちの生活を支える最も基本的な入れ物です。そんな建築物にはまず安全に私たちを守ってくれることが求められます。ですから、建築物はそれ自体の重さに耐えることはもちろん、建築物の外から働く地震、暴風、積雪のようなさまざまな作用にも耐え、時には建築物の中で起こる火災にも耐えることが求められます。これを考える専門分野が建築構造です。本研究室では、建築物に働くさまざまな作用を分析し、地震や火災等に対して安全な構造物を設計するための研究を行っています。河野 研究室指導教員/河野 守 教授[専攻]建築環境工学、建築設備工学 [研究]熱環境計画、空調システム[テーマ例] 1住宅における断熱性能の現場測定法の開発 2空調システムのエネルギー評価 3地域の熱・電気供給システムの提案室内を健康的、かつ温熱的に快適な状態に保ちつつ、少ない資源を効率的に使って空調を行う方法を研究しています。そのため、断熱強化や窓の適切な配置等、建築設計上の工夫とその評価方法について、実建物の実測と計算機シミュレーションにより研究しています。また、業務ビルの空調システムの構築、制御方法に関する研究も行っています。長井 研究室指導教員/長井 達夫 教授[専攻]建築歴史・意匠 [研究]近代建築史・都市史[テーマ例] 1近代東京の変遷に関する都市史的研究 2近代の建築・土木施設の不燃化に関する意匠と技術の研究 3歴史的環境の保全に関する研究現在の私たちを取り巻く都市は、ある日突然現れたものではなく、それまでの過去すべての延長線上に位置し、未来へとつながるものです。本研究室では、都市と建築の移り変わりとその意味、また空間と社会との関係性について意識しながら、近現代の日本、東アジアを中心とした都市史・建築史に関する調査研究を行います。歴史的視点を、これからの町や地域の在り方、都市空間の設計に取り入れていきたいと考えています。栢木 研究室指導教員/栢木(かやのき) まどか 准教授[専攻]意匠設計 [研究]建築意匠[テーマ例] 1装飾が建築におよぼす美的効果研究 2建築とメディアの関係性研究 3建築と町並みの形態的関係性研究 4建築、都市の公共性の研究 5建築社会学(ジェンダー、消費、倫理など)の研究まず、設計の力を上げるプラクティスとして建築的ヴォキャブラリーの蓄積を行います。そのためにコンペ、プロポーザル、ワークショップ、実際のプロジェクトなどを通して設計を行います。二つ目に設計のロジックを学びます。しかし意匠にはエンジニアリングが目指すような明快な指標はありません。「美」とはその時代の社会が決めていくものだからです。そこで、ある時代の意匠の妥当性を美学的、社会学的、建築的につむぎます。坂牛 研究室指導教員/坂牛 卓 教授豊かな暮らしを営むために必要な住まい・オフィス・公共施設など人間を取り巻くさまざまな空間を、プランニングの立場から総合的に捉える分野です。建築計画、都市計画、設計計画、構法計画、歴史意匠などがあります。計画系(第1部門)建築構造物が耐用期間中にどのような外力を受けるか、それらの設計外力に対して、安全性をどのように確保していくかを研究、技術開発、設計していく分野の総称です。構造系(第3部門)人間や建築は外皮を通して外界と熱などのやり取りをしています。環境系では熱・光・空気・音などのやり取りによる物理的・心理的現象を理解し、環境負荷の少ない快適空間の構築を目指しています。環境系(第2部門)[専攻]建築材料・施工 [研究]建築材料工学[テーマ例] 1建築材料のリサイクル 2実環境下における材料劣化のメカニズムと制御 3建築材料の視点から見た建物の保存と再生建築物は永遠にその姿を保てるものではありません。時には過酷な環境に曝されながら徐々に朽ちてゆく運命にあります。自然に倣いながらも、一方で後世に残すべき建築物の保存方法について、主として材料的な観点からの研究開発を行っています。また、現代は建築物の在り方も地球環境的な観点で考えるべき時代に入っています。このような中で本研究室では産業副産物を建築材料に応用するための研究を行っています。古い建物を維持保全し、環境負荷低減型の新しい建築物を目指した研究を実施しています。今本 研究室指導教員/今本 啓一 教授●工学部第二部工学部第二部(2016年度より募集停止)の研究室にも所属可能です。(2017年4月1日現在)工学部電気工学科機械工学科工業化学科情報工学科建築学科46

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