東京理科大学 大学案内2018
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学長メッセージ東京理科大学 学長 136年の歴史を持つ東京理科大学には、創立以来変わらない伝統があります。それは「真に実力を身に付けた学生のみを卒業させる」という実力主義です。学生たちは厳しい進級制度を乗り越え、学ぶ姿勢を育みながら、社会で真に役立つ人材となって巣立っていきます。 しかし、科学技術のグローバル化が進展し、さまざまな研究が国境を越えて同時進行している現在、「日本」という殻の中で東京理科大学を捉えていく時代が終わろうとしています。そこで今、私たちは実力主義の伝統を基盤とし、世界で活躍できる国際競争力を備えた学生を育てるために、「日本の理科大から、世界の理科大へ」を掲げ、積極的な改革に取り組んでいます。 一つ目に、基礎学力の強化。優れた専門性は確かな基礎学力により支えられます。大学独自の専門基礎のオリジナル教科書の作成や、授業を収録した映像を活用し、学生が主体的に学ぶアクティブ・ラーニングなどICTを活用した教育・学修環境づくりを積極的に行います。 二つ目に、教養教育の充実。これからの科学者、技術者、教育者には未来を見わたす洞察力が必要です。一つの専門分野の見識だけでは未来の課題は解決できません。また、専門分野を支えていく生命科学や科学技術の広範な知識、知的財産、倫理学など幅広い視野を身に付けることによって、高い教養と倫理観のある人間性を養います。 三つ目に、国際化。世界共通語である英語力を強化すること。卒業時の英語力アセスメントを定め、スキルとしての英語力を身に付けるための実用英語教育を充実させます。また、海外協定校との相互交流の強化、派遣学生の増員など、学生の国際経験を推奨・支援してグローバル人材を育成します。 最後に、研究力の強化。「理科大ならではの研究」を世界レベルで展開していきます。幅広い分野にわたり世界で活躍する教員の下で、学生たちは直接指導を受けながら最先端の研究に携わります。その成果が社会に還元されていく流れを身近に体験する中で、研究力、国際競争力を養います。世界を舞台に戦う力を養うために。進化する東京理科大学で、ぜひ一緒に学びましょう。PROFILE:1967年、世界で初めて「光触媒反応」を発見。1966年、横浜国立大学工学部電気化学科卒業。1971年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。1971年、神奈川大学工学部講師。1975年、東京大学工学部講師。助教授、教授を経て、1995年、東京大学大学院工学系研究科教授。2003年、神奈川科学技術アカデミー理事長。2010年、東京理科大学第9代学長に就任。主な研究分野は光触媒、光機能材料。受賞歴は、朝日賞(1983年)、日本化学会賞(2000年)、紫綬褒章(2003年)、日本国際賞、日本学士院賞(2004年)、恩賜発明賞(2006年)、文化功労者(2010年)、トムソン・ロイター引用栄誉賞(2012年)など。著書に「電気化学測定法」上・下(1984年・藤嶋昭、相澤益男、井上徹著・技報堂出版)、「光触媒のしくみ」(2000年・藤嶋昭、橋本和仁、渡部俊也著・日本実業出版社)、「時代を変えた科学者の名言」(2011年・藤嶋昭著・東京書籍)、「科学のギモン」(2014年・藤嶋昭著・朝日学生新聞社)ほか。趣味は読書・自然探索など。3

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