東京理科大学 大学案内2018
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理学部第一部物理学科、応用物理学科の研究室にも所属できる場合があります。研究室紹介素粒子を取り扱うには固有の手段「場の理論」が必要です。原子核・素粒子物理系宇宙の物質の存在量、ダークエネルギー、ハッブル定数の値、宇宙年齢など、これらを決定付ける情報を考察します。宇宙物理系身近な現象であるにもかかわらず、本当の理解がされていないものがたくさんあります。非平衡統計力学からもアプローチします。理論物理系物質の性質を理解する実験、さらにはその性質を応用してデバイスや、機能性材料の開発や研究に迫ります。固体物理系物理的手法を駆使して、生物の構造等を研究します。生物物理系電子・陽電子や光などを使って、原子の性質を明らかにしていきます。原子物理・粒子線物理系[専攻]生物物理学 [研究]ナノバイオサイエンス[テーマ例] 1ナノ材料が生物に与える影響を調べる 21個の細胞の挙動を調べる 3DNAとナノカーボンの相互作用を調べる生物も自然界を構成する重要な物質・物体であり、物理学の研究対象として興味深いものです。近年、ナノテクノロジーの発展によって測定技術や加工技術が進歩し、生物を構成する細胞や分子を「ナノレベル」で「1個」ずつ扱うことが可能になってきました。本研究室では、走査プローブ顕微鏡、電子顕微鏡、蛍光顕微鏡、ラマン分光などの手法を用いて、生体分子や細胞を1個ずつ「視る、触る、加工する」研究を行っています。梅村 研究室指導教員/梅村 和夫 教授[専攻]物性物理学 [研究]半導体量子構造、ナノ材料とナノデバイス[テーマ例] 1半導体発光デバイス 2ナノ材料とナノ加工 3透明型太陽電池ナノサイズの半導体では、電子の波動性が顕著に現れます。本研究室ではナノ、発光、磁性と環境をキーワードに、シリコンをベースとしたナノサイズの光磁性半導体を創出し、新しい機能デバイス、例えば光磁気デバイスや新型LED、量子デバイスへの応用を研究しています。また、環境半導体の光触媒効果や新型太陽電池、グラフェンの作製と加工の研究も行っています。趙 研究室指導教員/趙 新為 教授[専攻]数理物理学、統計物理学 [研究]可解模型、量子可積分系[テーマ例] 1共形場理論と確率過程 2(1+1)次元量子系の輸送特性 3量子ソリトン統計力学や場の量子論では、無限自由度の問題をどのように取り扱うかが本質的な問題となります。本研究室では、特に量子多体系にみられる非摂動的な量子効果がもたらす現象や、臨界現象にみられる普遍的な性質に対して、場の理論や可解模型などの解析的な方法を用いた研究を行っています。また、可解模型の背後に隠されている数理構造も探求しています。堺 研究室指導教員/堺 和光 准教授[専攻]宇宙物理学 [研究]宇宙物理学、相対性理論[テーマ例] 1インフレーション理論 2密度揺らぎの進化と宇宙の大規模構造 3暗黒エネルギー本研究室では、宇宙の創生と進化についての研究を行っています。特に、宇宙の大規模構造、基本的な素粒子、暗黒エネルギーの起源、ブラックホール、一般相対論とそれを拡張した理論の検証などについて、最新の観測結果を織り交ぜながら理論的に解明しようとしています。辻川 研究室指導教員/辻川 信二 教授[専攻]原子物理学、物性物理学 [研究]陽電子物理[テーマ例] 1ポジトロニウム負イオンの研究 2ポジトロニウムの研究 3陽電子消滅誘起イオン脱離の研究物質を構成する電子や陽子には反粒子が存在します。本研究室では、反粒子の代表である陽電子を用いた基礎研究を行っています。例えば、電子と陽電子の束縛状態であるポジトロニウムや、さらにもう一つの電子が束縛したポジトロニウム負イオンについて研究しています。また、固体表面で陽電子が対消滅したときにイオンが放出される現象についても研究を行っています。長嶋 研究室指導教員/長嶋 泰之 教授[専攻]表面物理学 [研究]量子ビーム、表面ナノ構造[テーマ例] 1表面光吸収法を用いたNEA表面活性化構解明、および高効率、長寿命電子線源への応用 2超高真空STMを用いたNEA表面の構造解析と活性電子放出サイトの同定 3新奇マルチアルカリカソードの開発研究光やイオン、電子等の量子ビームを物質表面に照射し励起を行うと、熱平衡過程では起こりえない多様な現象が誘起されます。本研究室では、量子ビームと表面の相互作用の物理およびそれらを利用した機能性表面創製の研究を行っています。主として負の電子親和力を有する表面における電子放出過程、新規ナノスケール電子線源開発、および機能表面のリアルタイム観察技術の開発を行っています。目黒 研究室指導教員/目黒 多加志 教授[専攻]低温物理学、物性物理学 [研究]超伝導物理[テーマ例] 1高分解能SQUID顕微鏡の研究 2量子磁束の研究 3鉄系高温超伝導体の研究多くの金属では極めて低い温度で電気抵抗がゼロになります。これは量子現象の一種で、超伝導と呼ばれています。本研究室は、この超伝導を量子コンピュータなどに役立てるために、超伝導体をさまざまに加工または接合することによって現れる新しい超伝導現象の研究をしています。また、最近日本で発見された鉄を含んだ鉄系高温超伝導体についても研究を行っています。西尾 研究室指導教員/西尾 太一郎 准教授中学校や高校での物理・理科の授業の在り方や実験教材の開発を行い、これからの物理教育の在り方を探究します。物理教育系(2017年4月1日現在)理学部第二部化学科物理学科数学科108

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