東京工科大学 大学案内2017
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この学部で入学前からの夢を叶えた先輩もいれば、学びながら大きな目標を見つけた先輩もいます。意欲のある人を未来へ導く場所。それが応用生物学部です。授業で学んだすべてが、 研究につながっていきます。中学時代にクローン羊の話を知り、バイオテクノロジーや遺伝子に興味を持ちました。東京工科大学を選んだのは、幅広い実践的学修と専門的な研究の両方を追究できる環境に惹かれたから。バイオナノテクセンターなど充実した施設も魅力でした。入学後に気づいたのは、カリキュラムがとても合理的に組まれていること。1年次から段階を踏んで学んだ内容を、無駄なく研究につなげられます。また、授業で特に役立ったのは、1~3年次のキャリアデザインで取り組んだ調査発表。興味がある生物、企業、論文について調べてプレゼンするのですが、わかりやすく伝える難しさは想像以上でした。このとき学んだことは、後の研究発表にも存分に生かすことができました。私は研究を続けたくて大学3年の夏に大学院進学を決意。どんな研究成果を生み出せるか、今から楽しみです!やりがいあるMRの仕事を 在学中の経験が支えています。勤め先は、抗体技術を核にした創薬に力を入れている企業。そこで私は、医師などに医薬品の適正な使用情報を提供するMR(医薬情報担当者)として働いています。自社の薬を使った患者さんが元気になられたと聞いたときは、やりがいや手応えを感じることができます。在学中は医薬品関連の研究に取り組んだのですが、それが今の業務にさまざまな形で役立っています。また、後輩の授業をサポートするSA(Student Assistant)を経験したことも、仕事を支える人間関係を育む土台になりました。自分の将来像を明確にイメージできるようになったことも、この大学で過ごした4年間の大きな収穫です。Messagefrom卒業生Messagefrom新卒者進 学卒業研究日本人の死因第一位であるがんの治療のカギを握るのは早期発見です。そこで私は、バイオテクノロジーを駆使して、がんを迅速・簡便に診断する手法の開発を卒業研究のテーマとしました。人間を形作っているすべての遺伝情報=ヒトゲノムにおいては、DNAのひとつであるシトシンにメチル基がつく「メチル化」が、遺伝子発現に重要な役割を果たすことがわかっています。さらに、がん細胞ではDNAのメチル化が異常になっていることが知られており、この検出が、がんの早期発見に有効であると考えられます。私が研究でめざしたのは、遺伝子組換えたんぱく質を用いたメチル化レベル検出の手法を開発すること。実用化できれば、従来は病院で1、2日かかっていたがん診断が、患者の自宅で簡単に行えるようになり、早期発見に貢献できます。これまでの研究成果は、分子生物学会や大学の地元で行われた八王子コンソーシアムで発表し大きな手応えを得ました。大学院ではこのテーマをさらに発展させ、がん診断のみならず、治療にも利用できる方法の開発につなげていきたいと考えています。馬場 勇次 東京工科大学大学院 バイオニクス専攻修士課程1年2016年3月卒業都立三鷹高校出身(東京都)Profile津山 莉穂 さん協和発酵キリン株式会社 営業本部2015年3月応用生物学部卒業八王子高校出身(東京都)Profile63TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGY応用生物学部School of Bioscience and Biotechnology

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