東京工科大学 大学案内2019
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2018年7月現在松任谷 正隆多くのアーティストの作品に携わる音楽プロデューサーで、コンサートや芝居の舞台演出も手がける。手塚 眞あらゆる映像メディアを駆使して先鋭的な作品づくりにチャレンジし続けているヴィジュアリスト。客員教授メディア社会コース教授・博士(社会情報学) 榊 俊吾専門分野: 情報経済論、社会情報論、経済シミュレーション教授・博士(経営管理) 進藤 美希出身企業:日本電信電話(NTT)専門分野: インターネットビジネス論、 アートマネジメント教授・工学博士 千代倉 弘明専門分野: ソーシャルコンテンツデザイン、 医学へのCG応用教授・博士(理学) 松永 信介専門分野: インストラクショナルデザイン、 学習支援環境デザイン准教授・教育学博士 飯沼 瑞穂専門分野: 教育コンテンツデザイン、国際教育開発准教授・博士(理学) 小林 克正専門分野: ビジネスプランニング、社会システム理論准教授・社会学修士 山崎 晶子専門分野: ヒューマンコミュニケーション、社会学講師・修士(経営管理学) 藤崎 実 専門分野: 広告コミュニケーション、 統合マーケティングコミュニケーション、 デジタル・マーケティング、メディア論講師・博士(経営管理) 森川 美幸 出身企業:デジタル・フロンティア専門分野: 映像コンテンツの企画・制作、 エンタテインメントビジネス、 デジタルコミュニケーション講師 吉岡 英樹 出身企業:ミュージックエアポート専門分野: 音楽産業、音楽ビジネス、 デジタルサイネージ就職特任講師・教育学修士 大原 延恵専門分野: 教育心理学、キャリア教育新しいゲーム体験を得られる技術としてVR(Virtual Reality:仮想現実、人工現実感)が今注目されていますが、プレイヤーが乗り物酔いのような症状に陥る「VR酔い」が問題になっています。その原因のひとつは、プレイヤーの視線移動と画面描画の間に時間のずれが生じるからと言われています。ヘッドマウントディスプレイが加速度センサーにより首の動きを読み取ることでVRゲームが成り立っている以上、描画の遅れは避けられません。そこで私は、この問題の解消をめざして「マイクロサッカード」という細かい人の目の動きに着目した研究に取り組んでいます。人の眼球は、一点を見つめているときでも、無意識に細かく素早く動き続けています。これが「マイクロサッカード」です。私はこの細かい動きが、人が何かを見ようとして顔の向きを変えるときの「予備動作」にもなっていると考えました。もしそうであれば、「マイクロサッカード」を検知すれば次に顔を向ける方向を先読みでき、タイムラグなく描画を行うことでVR酔いを抑えることができるのでは、と仮説を立てました。この研究では、まず「視線追跡」の機能が搭載されている最新の市販ヘッドマウントディスプレイで、「マイクロサッカード」が検知できるかどうかを調査。裸眼・メガネ着用・コンタクトレンズ着用の3種類の対象者で調べた結果、検知は可能であることがわかりました。この結果を基に、現在は「マイクロサッカード」が顔を向ける前の予備動作になっているかを確認する実験を進めています。首の動きと「マイクロサッカード」との相関関係を証明することが、研究の最大の目的です。今回の研究に取り組む以前、学部生の時代から私はゲームにおける「視線」の役割に注目してきました。卒業研究ではゲームプレイヤーの視線から興味のあるキャラクターを判定できるかどうかを分析。この研究で学会発表を二度行いました。学会での発表をこなしたことにより得た自信は、その後の研究進展の原動力のひとつにもなっています。ゲームは、調べれば調べるほどわからないことが出てくる奥深い研究分野です。だからこそ刺激的な発見に満ちあふれた宝の山のような分野だと考えています。東京工科大学は、日本において、そのゲーム研究の最先端を行く大学と言っても過言ではないと思います。「VR(仮想現実)酔い」の解決に向けて、人の視線に注目した研究に注力。独自のメディア技術を開発したり、新しい活用法を追究して提案することは、メディア学のパイオニアである本学部の大切な使命のひとつです。発想力と行動力を生かした学生たちの挑戦が、メディアの可能性を広げています。イメージメディアとビジュアルコンピューティング東京工科大学大学院メディアサイエンス専攻修士課程1年(取材時)横浜商科大学高校出身(神奈川)加藤木 健太最新のヘッドマウントディスプレイ「FOVE」を使用して、眼球の動きである「マイクロサッカード」の検知能力を調査し、その力を「VR酔い」に向けて研究、活用していく。61TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGYメディア学部

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