東京工科大学 大学案内2017
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主な専門教育科目専門実験化粧品科学化粧品の開発には有効性、安全性、感性に関する知識に加えて、薬機法などの知識も必要です。化粧品と医薬部外品の法規制や広告、品質保証、原料、機能などの知識とともに、化粧品を企画開発する力を演習形式で学びます。皮膚科学化粧品の研究・企画・開発には皮膚科学の知識が必要です。肌荒れ、シミ、シワ、ニキビ、敏感肌などのさまざまな肌トラブルを引き起こすメカニズムや、健康な素肌を保つ皮膚の機能に関する知識を学びます。化粧品原料化学化粧品を構成する化合物の種類は多岐にわたります。この講義では、油脂、アルコール、界面活性剤、ビタミン類を中心に、化粧品の理解に欠かせない基本的な化合物の化学構造や機能について理解します。化粧品実験最新の処方理論に基づく乳液や口紅の製造、イメージ通りの調色、美白・保湿をはじめとする化粧品の効果など、さまざまなテーマで実験を行います。また、化粧品の試作と官能評価、効果測定の理論と方法も学び、化粧品の評価・研究に必要な基礎技術を身につけるほか、スキンケアに関わる皮膚科学や皮膚生理学などの基礎技術を修得します。美肌を保つ素材や香料の研究、毛髪を健やかに保つ研究、育毛・発毛幹細胞の研究、肌を美しく保つ抗酸化剤の研究、天然物質と最新のナノ技術の融合による高機能化粧品の研究、安全安心な化粧品原料の研究など髪の毛は印象に大きな影響を与えるため、多くの人が関心を持っています。女性が特に気になるのはヘアスタイルや髪の毛の色で、男性は薄毛です。当研究室では分子生物学から心理学まで、さまざまなアプローチで毛髪を多面的に研究しています。研究テーマは非常に広く、薄毛、白髪、ヘアダメージといった課題のみならず、くせ毛、まつ毛など、ほとんど研究されることのない対象にも焦点を当てます。誰も研究していない内容なので、やることすべてが発見の連続と言えるでしょう。最近の特筆すべき研究のひとつは、毛髪の色が人の印象に与える影響に関するもので、ウイッグとCG技術を組み合わせることで、モデルのヘアスタイルと表情を変えずに、髪の色だけをイメージ通りに変化させることができました。髪の色と人の印象の関係を解き明かす化粧心理学の新しいアプローチ方法として活用が期待できます。あらゆる自然科学の現象には理由と原因があります。なぜそうなっているのか、不思議に思う感性を、毛髪の研究を通じて養ってほしいと思います。先端化粧品コース皮膚・毛髪と化粧品に関する知識・技術を実践的に学ぶコースです。皮膚・毛髪科学、美白・抗老化・育毛などの有効成分に関する学術分野と乳液やファンデーションなどの化粧品を設計するための学術分野を体系的に学修します。化粧品メーカーの研究部門出身の教員から、実践的な指導を受けられるのも特長です。卒業後の進路化粧品製造・販売関連/化粧品原料・香料関連/医薬品製造・販売関連/化学製品関連/美容用品・サービス関連/健康用品・サービス関連/食品・栄養関連/家庭用品関連/研究機関 ほか研究室紹介毛髪の不思議に多彩なアプローチで迫る皮膚生化学研究室 岩渕 徳郎 教授その他の研究室の取り組み学びの成果本木 貴子 さん花王カスタマーマーケティング株式会社2016年3月応用生物学部卒業都立富士高校出身(東京都)多くの研究発表がたくさんの気づきと成長をもたらしてくれる。先端化粧品コースで学ぶことで、さまざまな測定機械や器具の使い方、細胞の扱い方などを修得できただけでなく、自ら進んで研究を計画し、より良い実験になるよう工夫する習慣も身につきました。こうした大切な姿勢やスキルを養えたのは、先生や先輩方の温かなサポートがあったからこそです。このコースには多くの研究発表の場があり、最初は大変そうに感じるかもしれません。しかし、それが学生に多くの気づきや成長をもたらしてくれます。毛髪色の違いによる印象変化を解析する事により、希望通りの印象を与えるためには毛髪色を何色にすれば良いかがわかる。60TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGY応用生物学部School of Bioscience and Biotechnology

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