東京工科大学 大学案内2019
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イロイロ探究 School of Media Science Laboratories研究室ココが実学主義物体が水中に落下した際の物体後流によって発生する泡のシミュレーション。水はFLIPで、泡は離散要素法(Discrete Element Method:DEM)によって計算しており、本研究室ではそれぞれの相互作用も計算できるDEM-FLIP法を開発している。雪崩によって舞い上がる雪煙のシミュレーション。パーティクルベースシミュレーションにより、雪パーティクルと山肌との衝撃力を計算することによって、舞い上がる雪煙を生成している。小型カメラ6台をサイコロ上に接続し、360°全方位を撮影して制作した映像の例(第20回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品選出)。身の回りのさまざまな自然現象をCGで再現する音と人間の関わり方に注目したユニークな研究を幅広く展開「あればいいのに」という画期的なコンテンツビジネスを追究雲、雷、雨、水、炎などの自然現象をCGで表現することは、エンタテインメントにとどまらない幅広い分野で非常にニーズの高い技術です。当研究室では、自然現象がどのように起こるのかという物理的要素と、人間が観たときに記憶に残る視覚的な要素の両方をコンピュータプログラミングで自動的に計算させることによって、自然現象をCGで再現するプロシージャル(手続き型)技術を開発しています。さまざまな自然現象には固有の物理的・視覚的な特徴があります。それらを個々のテーマによって研究し、CGで再現するためのアルゴリズムを考え、見事にCGで映像化できたときの充実感や達成感は言葉では言い表せません。当研究室は、その名の通り「コンテンツ」を使った「ビジネス」について研究しています。インターネットやスマートフォンが普及した今、ディジタルコンテンツは暮らしやビジネスの中で重要な役割を果たしています。研究対象は、インターネット上の動画・ディジタルサイネージ・IoTビジネス・ICTによる街づくり・音楽ビジネスなどさまざまです。学生の皆さんの疑問や要望をきっかけに、「あればいいのに」「こうならいいのに」という新しいコンテンツビジネスの提案と開発に取り組んでいます。メディア学の3つの柱である「コンテンツ」「技術」「社会」の視点を生かし、画期的なアイディアを社会に発信していくことが目標です。Procedural Animation菊池 司 教授コンテンツビジネスイノベーション吉岡 英樹 講師この「Voice Activity Detection」という音声認識技術に、ディープラーニングを適応させる。2016年の八王子まつりに参加する山車にビーコン端末を設置し、近づくと山車の歴史や飾られている人形の情報などが配信されるアプリサービスを実施。実際にお祭の現場で録音してきたデータを加工し、バーチャルリアリティ映像に埋め込んでリアルな音を再現した「お祭り」のアーカイブ例。ディジタルサイネージによる360°コンテンツ表現など、システムを利用する側が「あったらいい」と思える、人に役立つ研究を推し進めている。その他の研究室テーマ名ゲームサイエンス/コンテンツプロデューシング/コンテンツプロダクションテクノロジー/コム・メディア・デザイン/顔画像と音声の感性情報解析/画像の認識と高精細化/ミュージック・アナリシス&クリエイション/ゲームイノベーション/次世代ブロードキャスト/Contents Design Science/イメージメディア/ビジュアルコンピューティング/AED-LAB/ネットワークメディア/ソーシャルコンテンツデザイン/国際教育開発プロジェクト/インストラクショナル・メディア・プロジェクト/相互行為とメディア/インターネットビジネス/プロダクトデザイン/地図メディア活用/モバイルメディアサービス/人工知能/コンピュータビジュアリゼーション/次世代コンテンツ/メディアと健康/自然とメディア/IoTとインタラクション/コミュニケーション・アナリシスプロジェクト/経済経営調査研究/人間社会環境モダレーション 2018年度実績このプロジェクトでは、「音」と「人間」の接点に着目した研究を行っています。扱う音の種類は、人間の声・音楽・騒音・動物の声など多岐に渡り、これらの音をコンピュータで解析するとともに、コンピュータでつくった音を人が聞く中で、人と音のさまざまな関わりを理解したり、より豊かに結びつけていくために、どんな工夫ができるかを考えていきます。一例として、騒がしい場所での人の声と雑音を判別する「雑音下での音声認識」という研究が、現在進行中です。そのほか、「音声からの感情認識」「音声合成」「歌声合成」など幅広いテーマで研究を展開しており、マルチメディアアートやインタラクティブパフォーマンスの研究に取り組むことも可能です。サウンド×ヒューマン大淵 康成 教授メディアコンテンツコースメディア技術コースメディア社会コース56TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGYメディア学部

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