東京工科大学 大学案内2017
53/144

メディア学部ブログhttp://blog.media.teu.ac.jp/教育や研究、学生生活、イベントなどの最新情報を掲載。 画像に含まれるコンテキストの分析結果スマホの写真を手掛かりに、心に響く広告を届けたい独自のメディア技術を開発したり、新しい活用法を追究して提案することは、メディア学のパイオニアである本学部の大切な使命のひとつです。発想力と行動力を生かした学生たちの挑戦が、メディアの可能性を広げています。2016年6月現在パソコンやスマホを使っているとき、画面に特定の広告がしつこく表示されるのが気になっている人も多いでしょう。こうした広告は、ユーザーのネットショッピングの利用履歴やページ閲覧履歴などに基づいて配信されるもので、必ずしもユーザーの興味にマッチしないばかりか、広告主に対するネガティブな印象にもつながります。そこで私はユーザーの関心に的確に応える、より効果的な広告配信の仕組みを研究しています。注目したのはユーザーが撮るスマホの写真。なぜならそこには被写体が人なのか風景なのかといった情報から、撮影の日時や場所、同じ場所で撮られた枚数など、さまざまな「コンテキスト」が含まれるからです。これを分析すれば、撮影の目的や意図、撮影者の興味、行動パターンなどがわかり、本人の関心を理解する有力な手がかりにできると考えたのです。研究では、学生2名に何日か自由に写真を撮ってもらい、その分析結果から「ペルソナ」という人物像を造形。そのペルソナに対して、どんな広告をどのタイミングで発信すれば効果的であるかを検証しました。例えば単純に言うと、ペルソナが「蕎麦」と「紅葉」の写真をSNSなどに公開した場合、その後、本人の行動圏にある「紅葉が見える蕎麦屋」の情報を適切な時間に配信すれば、広告として効果が期待できるといった具合です。今後は、より大人数をサンプルに検証を進めていく予定であり、その分析作業には人工知能の力を借りることも計画しています。私はもともと大学卒業後は就職することを考えていましたが、研究がどんどん面白くなり、大学院への進学を決意。4年次に行った学会発表では「学生奨励賞」を受賞することができました。今の研究は、社会から求められていることに取り組むやりがいと同時に、誰もやっていないフロンティアを開拓する面白さがあります。うまく発展させて広告主となる企業に提案できたらうれしいですね。メディア社会コース教授宇佐美 亘 出身企業:NHKエンタープライズ専門分野: 番組企画・制作、地域メディア、 教育メディアバイオ・情報メディア研究科長/教授・工学博士上林 憲行 出身企業:富士ゼロックス専門分野: サービス臨床工学、ネットワーク生態学教授・博士(社会情報学)榊 俊吾専門分野: 情報経済論、社会情報論、 経済シミュレーション教授・博士(経営管理)進藤 美希 出身企業:日本電信電話(NTT)専門分野: インターネットビジネス論、 アートマネジメント教授・工学博士千代倉 弘明専門分野: ソーシャルコンテンツデザイン、 医学へのCG応用准教授・教育学博士飯沼 瑞穂専門分野: 教育コンテンツデザイン、国際教育開発准教授・博士(理学)小林 克正専門分野: ビジネスプランニング、社会システム理論准教授・博士(理学)松永 信介専門分野: インストラクショナルデザイン、 学習支援環境デザイン准教授・社会学修士山崎 晶子専門分野: ヒューマンコミュニケーション、社会学講師吉岡 英樹 出身企業:ミュージックエアポート専門分野: 音楽産業、音楽ビジネス、 デジタルサイネージ就職特任講師・教育学修士大原 延恵専門分野: 教育心理学、キャリア教育松任谷 正隆多くのアーティストの作品を手がける音楽プロデューサー&アレンジャー。手塚 眞あらゆる映像メディアを駆使して先鋭的な作品づくりにチャレンジし続けているヴィジュアリスト。客員教授ユーザエクスペリエンスデザイン横山 誠東京工科大学大学院 メディアサイエンス専攻修士課程1年(取材時)八王子実践高校出身(東京都)51TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGYメディア学部School of Media Science

元のページ 

page 53

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です