東京工科大学 大学案内2019
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2018年7月現在ネットワークコンピューティング研究室講師・博士(国際情報通信学) 金光 永煥出身企業:アルファシステムズ専門分野:並列分散処理、タスクスケジューリング、 ネットワーク仮想化ブレインコンピューティング研究室講師・博士(工学) 菊池 眞之専門分野:視覚情報処理、神経情報科学、心理物理学人工知能・機械学習研究室講師・博士(工学) 柴田 千尋専門分野:並列分散処理、機械学習微分方程式研究室講師・博士(数理科学) 千葉 康生専門分野:超局所解析、代数解析オペレーションマネジメント研究室講師・博士(経営学) 山口 淳出身企業:東京ガス専門分野:生産政策、オペレーション・マネジメント助教・博士(工学) 相田 紗織専門分野:認知科学、視覚科学、3次元知覚助教・博士(工学) 喜多 善弘専門分野:ソフトウェアテスト、モバイルセキュリティ、 生体認証助教・博士(学術) 伏見 卓恭専門分野:複雑ネットワーク解析、ウェブマイニング、 情報可視化助手・博士(理学) 福西 広晃出身企業:日本電気専門分野:データサイエンス、バイオインフォマティクス、 医療統計学助手・博士(理学) 松岡 丈平専門分野:情報システム、デジタル画像処理、 視覚情報処理就職特任講師 千葉 博専門分野:キャリアデザイン、キャリアカウンセリング以前から、ヘルスケアにICTを活用して社会に役立てられるシステムづくりに興味があったため、卒業課題では、同じ研究室の先輩が前年まで取り組んでいた「女性の健康管理に役立つアプリ」の研究・開発を引き継ぎ、進化させました。「A-moon(エイムーン)」と名付けられたこのアプリは、熊本大学の教育学部養護教諭養成課程の秋月研究室の協力を得て、開発が進められてきたものです。これは女性が毎朝の基礎体温をアプリに入力することで、自動的に日々の体温グラフが生成され、月経周期を手軽に管理することができるもの。私は、これをより便利で使いやすいものにするために、全面的に改良・機能強化を行いました。もともとこのアプリは、主にパソコンでの利用を前提としていましたが、これをスマホ用に最適化したデザインやインターフェイスに変更。また基礎体温だけでなく、月経の有無やその日の体調をメモ入力できる機能も加えました。さらに利用者が安全にデータへアクセスできるよう、個人ごとのログイン入力によるプライベートデータの守秘機能を装備したのも大きな改良点です。こうした目に見える部分だけでなく、システムの基盤を一から見直すことにより、女性のヘルスケアだけではなく幅広い分野のデータ管理に使える、汎用性の高いシステムに仕上げることができました。この研究を進めるにあたっては、協力先である熊本大学の研究室との情報交換が不可欠ですが、遠隔地で直接コミュニケーションを取ることが難しく、円滑なやりとりに工夫が必要でした。その中で相手方から寄せられたアプリに対する率直な感想や評価は、システムの実用性やユーザビリティの向上に大いに役立てることができました。研究の最終段階では、「A-moon」で収集した生体データを用い、人工知能の技術の一つである深層学習(ディープラーニング)で体調予測を行う機能について繰り返し検証。その成果を学会で発表しました。人工知能を使う実験には処理能力の高いサーバが必要ですが、大学の充実した環境や設備がこれを可能にしてくれました。アプリのデザインからサーバ構築、そして深層学習に至るまで、研究を通して深められたさまざまな専門知識は、Webベンチャー企業で働くこれからの仕事に生きてくると思います。学外との連携をベースに、ヘルスケアアプリを開発。最先端のICTとその可能性を追究することは不可分―それが本学部のスタンスです。研究室を舞台とする学生の果敢な挑戦が、これまでに多くの成果を生み出しています。シミュレーション科学研究室2018年3月コンピュータサイエンス学部卒業県立三郷工業技術高校出身(埼玉県)高畑 達也 さん株式会社ウィルゲートユーザビリティを考慮したヘルスケアアプリ「A-Moon」によって、ユーザーが毎日手軽に数値入力して健康管理することができるこのシステムは、今後他分野においても展開や開発・活用が期待される。49TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGYコンピュータサイエンス学部

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