東京工科大学 大学案内2017
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主な専門教育科目OSの設計と実装OS(オペレーティングシステム)はコンピュータシステムの中核であり、すべてのアプリケーションプログラムの動作をつかさどっています。本講義ではOSの原理を、特にその実装方法に焦点を当てて理解します。情報セキュリティネットワークを介した不正攻撃、コンピュータウイルス、ファイアウォールの原理など、ネットワークセキュリティについて学修。暗号技術や暗号理論を応用した認証技術、電子透かし技術などについても解説します。コンピュータアーキテクチャコンピュータの論理的仕様と、それを効率的に実現するための構造や制御方式のことをコンピュータアーキテクチャと言います。本講義ではコンピュータアーキテクチャについて学び、コンピュータの仕組みを深く理解します。プロジェクト実習プロジェクト実習は、3年生の中で選抜された学生が1年間取り組む課題です。取り組む課題の具体例として、あるテーマではスマートフォンなどを対象とするインターネットサービスの事業企画を作成します。企画から、システムの試作、ユーザへのプレゼン、ニーズに合わせた修正までを実践することにより、実現可能で有効な価値ある事業企画を創成することをめざします。最終発表は、IT企業の経営者などを迎えて行うことにより、自分たちの提案が実社会からどう評価されるかを実感できるようになっています。情報セキュリティに関する研究、クラウドコンピューティング、組み込みなどのシステム構築、音声コミュニケーション、並列処理、ハイパフォーマンスコンピューティング、コンピュータを使った微分方程式の研究など当研究室では、コンピュータで自然界の現象を模擬的に再現する「シミュレーション技術」の開発をしています。特に、原子などの振る舞いのシミュレーションに注力しています。物質を構成する基本的な粒子である原子はいたるところに存在していますが、小さすぎてその振る舞いは直接観察できません。しかし、例えば「電池の中で何が起こっているか」を深く理解するには、原子同士の相互作用が、さらに小さな粒子である電子の振る舞いで決まることを考慮する必要があります。実験的に直接は見えないこれらの振る舞いのシミュレーションをいかに効率化するかが研究の主眼です。他にも多様なシミュレーションがあるので、学生は自らの興味に応じてかなり自由な研究テーマを設定することができます。最終的な目標は各自がプログラムを完成させること。思い通りに動いたときには大きな達成感を得られるはずです。Leap Motionと呼ばれる、手の動きを検知するセンサーを使い、画面上の手を本人の手の動きで操作し、3DCGとして表示されたメタン原子(CH4)を動かしています。コンピュータ・ソフトウェアコース次世代を担う先進的なコンピュータシステムの構築や、最新技術を生かした製品の開発に必要となる知識とスキルを修得するコースです。OS、クラウド関連の高度なプログラミングから、セキュリティ、映像・音響メディア処理までの知識・技術を幅広く学び、ハードウェア開発系にも見識のあるICTエンジニアを育成します。卒業後の進路ソフトウェアメーカー/ハードウェアメーカー/インターネットサービス関連/製造業(電子機器、電子部品、通信機器、ゲーム、自動車、家電、プラント、産業機械など)/研究機関 ほか研究室紹介自然界の現象をシミュレーションする技術を開発シミュレーション技術・数値計算手法研究室 山元 進 准教授その他の研究室の取り組み学生コメント本 雄太朗 コンピュータサイエンス学部4年(取材時)県立上溝南高校出身(神奈川県)卒業研究では、計画を立てて行動する大切さを実感。シミュレーションという興味深いテーマに惹かれて研究室を選択しました。卒業研究では、従来のようにマウスを使うのではなく、人間の自然な動きで思いのままに操作できる仮想分子模型の作成に取り組みました。しっかりと計画を立てて物事を進めることや、自分の考えをまとめてからアウトプットすることなど、社会に出てからも役立つ大切なことを身を持って理解できたことは大きな収穫です。32TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGYコンピュータサイエンス学部School of Computer Science

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