東京工科大学 大学案内2019
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▼化粧品の新たな可能性をめざして多彩なアプローチで研究を推進女性の美をつくる化粧品から、人々の健康を支える化粧品へ私たちは化粧品の「安全性」「美白」「抗老化」「発毛」そして「育毛」について、化学的・生物学的なアプローチによりこれらのメカニズムを解明し、新しい機能を持った化粧品素材の開発をめざしています。そして、「より安心で」「より人を美しく」「より人を若々しく」「より人を健康に」する化粧品の開発につながる研究に取り組んでいます。<研究室の取り組み例> 天然素材のメカニズムに基づいた薬用化粧品の開発(今村研究室)、高機能育毛および抗白髪薬剤の開発(岩渕研究室)、肌に優しい新規有機無機複合材料の開発(柴田研究室)、肌老化のメカニズムの解明とその克服に向けた研究(前田研究室)、光老化のメカニズムの解明と新規光老化防御システムの確立(正木研究室)、肌の防御機能を促進する化合物の検索(藤沢研究室) など洋の東西を問わず、昔から化粧品は、視覚的・色彩的に女性の美を支え続けてきました。しかし近年、皮膚の健康が人間の体全体の健康まで左右する可能性が指摘され、より安全性の高い化粧品素材や、男性のスキンケアの重要性、高齢者に対する化粧のさまざまな効果などが注目され、化粧品はクオリティ・オブ・ライフを向上させる、ますます重要な役割を担うものになってきています。こうした観点から、東京工科大学の応用生物学部は、美しさの追求のみならず、人々の健康を支える化粧品の開発を進めています。▶「しみ」抑制に関する研究画像。独自の研究により、「しみ」の元となるメラニン色素を蓄積するメラノソーム複合体の大型化抑制に成功し、右の写真では小さくなっている。▶健康な毛髪(左)とダメージを受けた毛髪(右)の比較。健康な毛髪はキューティクルが整っているが、右の毛髪はキューティクルが痛んでツヤがなく、保湿も不安定。健康で美しい毛髪を維持するためには、キューティクルを整えることがポイントとなる。▼最新のナノテクノロジー材料を活用した化粧品材料の電子顕微鏡像。ナノ細孔粉体が持つ分子サイズの穴に天然分子を導入することで、さまざまな機能を持つ安心・安全な化粧品材料として使用できる。▼健康な毛包幹細胞領域の蛍光顕微鏡像。独自の研究で見出した毛髪成長の原理を細胞に適用することで、美しい毛髪の育毛、また体毛などの抑毛作用を持つ薬用化粧品成分の創出をめざす。最先端高機能性化粧品の研究で美と健康の未来を拓く■ 応用生物学部 06先端研究・教育▼化粧品の研究には、皮膚・毛髪科学や分子細胞生物学なども関わってくる。▶光老化メカニズムの概略図。紫外線が皮膚の老化を加速させると考えられていたが、最近ではブルーライトや近赤外線も作用に関与している可能性が示されている。17TOKYO UNIVERSITY OF TECHNOLOGY

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