昭和薬科大学 大学案内2019
18/40

16大学院生インタビュー大学院の薬学研究科は、薬学専攻(博士課程)と薬科学専攻(修士課程)で構成され本学や他大学の卒業生,社会人,留学生など多様な人材が揃い薬学の未来を担う先進的な研究活動に意欲的に取り組んでいます。 博士学位論文をまとめる特別研究に加え、専門履修科目(特論及び演習)を用意。複数の教員がオムニバス形式で指導する「先端薬学特論」「キャリアパス」「医療薬学ゼミナール1~3」が必修科目となり、臨床薬学と基礎科学を網羅した12の専門選択科目から4科目以上を履修します。現在は本学の卒業生が中心ですが、他大学の 6 年制薬学部や修士課程の修了者,病院・薬局や企業などで活躍する社会人(修士課程修了者)も積極的に受け入れており、授業時間帯に配慮するほか、e-learningによる聴講など働きながら進学できる環境整備に努めています。臨床薬学と基礎科学に対応した4年制博士課程 薬科学専攻は、主に創薬研究に取り組む研究者養成を目的とし、本学や他大学の卒業生,社会人,留学生等に広く門戸を開いています。博士課程同様、特別研究のほかに基盤薬科学、創薬科学の講義・演習を履修します。主に創薬をめざす修士課程ティーチング・アシスタント対象者大学院組織4年制● 医療職(博士号をもつ薬剤師)● 製薬企業(研究部門、臨床開発部門)● 各種研究機関● 医薬品医療機器総合機構(PMDA)等● 大学教員● 公務員、博士研究員● 製薬企業の研究職● 化学/食品企業等の研究職● 博士課程への進学 将来製薬企業で研究職に就きたいと考えていましたので、昭和薬科大学を卒業するにあたり一層のレベルアップを図るべく、大学院への進学を選択しました。所属する医薬分子化学研究室で研究の対象としているビタミンDは、骨代謝,血中カルシウムの調節などに重要な役割を果たしていて、骨の形成に役立つ栄養素であることから骨粗しょう症の治療にも用いられています。ビタミンDが作用する仕組みは、まずビタミンDの分子が核内に存在するビタミンD受容体に結合して活性化します。その後、DNAと相互作用し、遺伝子の転写が進むことで、様々なタンパク質を作り、そのタンパク質が多彩な生理作用を示します。また、ビタミンDは、カルシウム代謝作用だけでなく、細胞の増殖を抑制、分化を誘導することも明らかになっています。そのため、ビタミンDは骨粗しょう症の治療薬だけではなく、抗がん剤としても利用できるのではないかと考えられ、注目されています。現在、薬になる多様な化合物を有機合成により生成する実験を重ねており、いずれは論文にまとめていきたいと考えています。困難な状況にある患者さんに創薬研究で貢献するため、今後も日々研鑽を積んでいくつもりです。薬学専攻(博士課程)修了者の進路薬科学専攻(修士課程)修了者の進路薬学研究科薬学専攻(博士課程)薬学部(6年制)卒業生修士課程修了者社会人・留学生2年制薬学研究科薬科学専攻(修士課程)薬学部(4年制)卒業生学部卒業生旧4年制卒業生社会人・留学生博士課程の学生は、自分の研究や論文発表の傍ら、「ティーチング・アシスタント」としても活躍しています。研究室に所属する4~6年生の卒業研究をサポートし、学生の実習教育を補助するなど、学部教育の充実に寄与しています。ビタミンDの抗がん作用に注目患者さんの治療に創薬で貢献を吉川 智理さんChisato Yoshikawa薬学専攻博士課程医薬分子化学研究室6年制教育を基盤とする博士課程(4年制)と独立大学院として修士課程(2年制)があります。大学院大学院生

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る