日本大学生産工学部 学部案内2018
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応用分子化学科生命化学コース4年桜丘高等学校出身授業で人体に及ぼすリスクを最小限にし、薬の効果を最大限に活かす事を目的としたDDS(Drug Delivery System)という技術を知り感動。DDSに関する研究を行える柏田研究室を選びました。実験ではうまくいかないこともありますが、自分がやりたいことをとことん追求でき、その分野に少しでも貢献できるということが今、一番の楽しみです。 「38度線上の怪物」(手塚治虫)という漫画をご存知でしょうか。細菌サイズに縮んだ主人公の少年が結核患者の体内に吸い込まれ、白血球とともに結核菌と戦うという奇想天外なストーリー(実際には政治的風刺も含まれる内容ですが)。しかし、この奇想天外の世界を超える夢のような生体ナノ世界に皆さんと一緒に挑戦できればうれしいですね。柏田 歩大井 玲奈さん学生先生教授・博士(工学)CLOSE UP研究室目的の細胞や組織に対する薬物送達のための「運び屋」として、われわれは標的を識別する能力を持つ「リポソーム」や「ヒドロゲル」と呼ばれる担体の設計に挑戦しています。医薬や美容分野で活躍可能な「運び屋」として、pH、熱、細胞分泌物など、細胞レベルでの環境の変化に応じ、形態変化を示すヒドロゲル担体の設計に挑戦しています。バイオ化学の力を借りて生体ナノ世界で活躍できるマシン作りを生命体では多様な分子集合体が最先端マシンのように独自の高度な機能を担っています。この分子集合の考えに学び、われわれはナノレベルの世界から人類の美と健康に貢献できる新たな人工マシン作りに挑んでいます。柏田 歩 研究室社会のこんなところで応用されている研究対象のひとつであるカプセル状集合体「リポソーム」は有効成分を保持する化粧品から、がん細胞を狙い撃つ標的治療薬まで広範囲にわたり実用化されています。生体ナノ世界で活躍できる「運び屋」の設計美と健康維持に必須!「運び屋」のマシン化TOPICS45

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