日本大学生産工学部 学部案内2019
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小さいころから理系の科目が得意で生産工学部に入学しました。生産実習先は自動車や家電などの開発改良設計等を行う会社。実習ではゴム材料の引張試験と数値解析を行いましたが、大学で学んだ材料力学の手法が実際に用いられているのを目の当たりにし、大学での学びが実社会に直結していることを実感しました。また、それまでシミュレーションは経験したことがなく不安だったのですが、社員の方から指導いただきながらしっかりやりきることができたため自信にもつながりました。実習に行く前は働くことに対して漠然としたイメージしかなかったのですが、行ってみて初めて、自分が毎日大学で学んでいることは世の中の役に立つんだという手ごたえを得ることができ、就職活動に対してもっといろんな企業を見てみようと意欲的に考えられるようになりました。生産工学部は生産実習をはじめ大学を卒業した後の働いていく人生をしっかりと考えてくれている学部だと思います。今はまだ具体的にやりたい仕事が固まっていませんが、実習での経験から、今学んでいることを十分に活かしながら世の中の役に立つ仕事をしてきたいと思います。佐藤 江美さん機械工学科 機械創造コース3年埼玉県立川口北高等学校出身生産実習先:株式会社メカニカルデザイン鈴木 崇司さん三菱重工業株式会社2013年3月大学院 生産工学研究科機械工学専攻修了山形県立山形工業高等学校客船やフェリーなどに搭載される船体の横揺れ減揺装置「引込式フィンスタビライザ」の設計に携わっています。設計と言うと一人黙々と図面に向かっているところをイメージされるかもしれませんが、それだけではなく担当製品の技術的な売り込みから開発、設計、製造、運転試験、性能評価、アフターサービスまですべての工程に携わっています。言わば、担当製品の「顔」とも言える存在。だからこそやりがいは大きいです。一方で、自分の判断・指示が結果に直結するため、常に緊張感を持って仕事に臨んでいます。仕事では学生時代と比較にならない程、幅広い世界でさまざまな人と関わっていきます。そのため、技術力だけではなく人とのつながりも大事。たとえば、フィンスタビライザは国内外の商船に搭載されるため、私は仕事で海外に赴くこともあります。しかし、海外で何か問題が発生しても、すぐに現場に行くことは難しい。そんなとき現地で頼れる人脈があるかどうか。私は「三菱さん」ではなく「鈴木さん」と言われるような仕事をしていきたいと考えていますが、その違いを生み出すのが人脈という財産だと思います。学生時代は自分で供試体をつくり、試験、解析、力学特性評価、最適化まで行う中で、いくら考えてもわからなかったことが現物に触れて初めて、突破口が開けることを経験。ものづくりの現場では現場、現物、現実を大切にする「三現主義」がありますが、学生時代のこうした経験はこの三現主義に通じるものがあり、技術者としての自分の原点になっています。大学での学びが世の中の役に立っているという手ごたえを得た船体の横揺れ減揺装置のエンジニアとして世界を舞台に飛び回る学生の声卒業生の声32

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