日本大学生産工学部 学部案内2019
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久保田 正広 研究室土木事業の会社を経営していた父親を見て育ったので、生産工学部を目指したのは自然な流れでした。とはいえ、あまり真面目な学生だったとは言えません。学校も研究室も大好きだったのですが、在学中は、勉強より学科の仲間たちと過ごす時間を楽しんでいた気がします。そんな私を見捨てることなく、常に熱意を持って指導してくださり、可能性を引き出してくださった先生方には、心から感謝しています。卒業から3年ほど経ち、父親の跡を継ぐべく現在の会社に入ったのは、景気後退の波に押され、経営が危機に瀕している時期でした。生産工学部で学んだ「経営視点で技術を見る」ことの重要性に気づいたのは、まさにこの時かもしれません。新規プロジェクトをイチから手がけるチャンスを得たので、父が築いてきた宅地造成の経験を活かし、戸建住宅建設に参入。競合が少ない新たな市場を開拓することで、経営をV字回復させるきっかけをつかむことができました。若いうちから経営者の視点を持ち、アンテナを張っておくことがいかに大切か。在学中には気づきませんでしたが、今では「経営視点を持った技術」を学ぶことが、将来の可能性を広げることにつながるのだと確信しています。また、業界内に生産工学部の先輩方がたくさんいらっしゃることもありがたいです。面倒見が良い方ばかりなので、いつも気軽に相談に応じてくださいます。私の会社では実習生も多く受け入れていますが、そんな人間関係の築き方も経験してほしいと思っています。高校生へのメッセージ将来、リーダーになりたいと思うのなら、若いうちから経営者の視点に触れておくべきです。私の場合、土木を学びながら同時に経営の視点を学ぶことで、常にアンテナを張っておく姿勢が身につきました。これからの時代、技術系であっても経営センスが求められることは間違いありません。頑張ってください。拓匠開発は千葉県北西部を中心に街づくり・宅地造成・住宅建築を手がける。創業30年。もともと土木事業からスタートし、これまでに3,800区画以上の宅地造成工事を行ってきた。宅地の造成から、企画、分譲、建築設計施工、アフターサービスまで、一貫して行い、お客さまに理想の住まいを届ける。28

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