日本大学生産工学部 学部案内2019
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久保田 正広 研究室国内であろうと海外であろうと伝えたいという強い想いが相手を動かす耐久性などコンクリートにさまざまな機能を付加する特殊混和材の研究開発に携わっています。デンカの特殊混和材のシェアは海外でもトップクラス。世界の土木・建築市場のニーズに応えています。私は小さいころから環境に興味があり、環境安全工学科というまさに自分にぴったりの学科があったことから生産工学部に進学。学部3年次のゼミで、セメント会社の方から、セメントは廃棄物を有効に活用できる環境に優しい材料だということを聞き、セメントについて学べる研究室へ。そして当社に入社しました。研究開発はラボレベルで試験を積み重ねることで最適な条件を模索。最終的に量産化につなげていきます。自分が携わったものが何百トン、何千トンという単位で製造されているのを目の当たりにするとやはりうれしいです。当社は海外にも拠点があり、私もこれまで何度か現地に赴きました。最初に現地に行ったのは入社5カ月のとき。そのときは思うような成果が得られず非常に悔しい思いをしました。2回目も結果は同じで、3回目にようやく目的とするものができました。海外に日本の技術を広めるためには文化や言語など、乗り越えなければならない壁が山ほどあります。また、私は正直英語は得意ではありません。それでも伝えたいという気持ちが強ければ、ジェスチャー等も交えながら何とか相手に伝えることができます。もちろんそれだけに頼るのではなく、専門分野の知識や技術、それにまつわる英語は学ばなければなりません。しかし、言葉がわからないからと言ってあきらめる必要はない。伝えたいという想いを持つことが大事です。私自身は自分が進むと決めた道に沿って大学を選び、学びたかったものを思う存分学べた。その手ごたえが自信になり、今につながっていると思います。将来はコンクリートの常識を覆すような新たな製品を生み出したい。そして世界にその価値を広げていきたいです。高校生へのメッセージ大学ではバスケットボール部に所属。毎日片道2時間かけて通いながら研究に、部活動に没頭していました。大変ではありましたが、最後までやりきるというメンタルの強さが、ここで磨かれたと思います。言葉がわからないからと言って臆することはない。やりたいという強い想いがあれば技術や言葉は後でついてきます。国内でも海外でも、大切なのはあきらめずにやり続けることです。26

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