日本大学生物資源科学部 学部案内2018
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75くらしの生物学科研究室へようこそ!学生生活のメインステージ私たち人間のくらしとそれを取り巻く生き物や自然環境はどのように関係しているのだろう。その相互作用を明らかにするために、人、家畜、野生動物、昆虫の腸内細菌や糞便や体毛などの派生物を対象として、遺伝子解析や成分分析などのバイオテクノロジーを用いた科学的視点から研究を行っています。また、生物の分類や環境分析、食品の利用に遺伝子解析技術を応用するために必要な基礎技術の開発と教育も行っています。微生物を対象にして2つのアプローチで研究を進めています。一つは「酵母のバイオテクノロジー」、酵母をモデルにして生命現象の基本的な原理を解明しようという研究で、具体的には細胞が環境に応答する仕組みを分子レベルで解析してます。もう一つは「細菌フィールドサイエンス」、環境中から有用な機能を持つ細菌を見つけ出し、くらしに活用することを目指す研究です。環境修復やバイオマス利用に関する課題が進行中です。食品は以前、薬の効能効果との兼ね合いで、身体によくも悪くも影響しないものとされていました。しかし最近では栄養素や食品成分、食習慣などによる生活習慣病など、食品の身体への影響は周知の事実となり、食品の良い影響に対して「食品の機能性」、食品の悪い影響に対して「食の安全」という言葉が使われます。「食と健康」研究室では食品の機能性と食の安全について研究し、正しく伝えるにはどうしたら良いか皆さんと一緒に考えます。家畜は人間が利用するために野生動物から改良された動物です。人間とともに長い年月を歩む過程で生産能力が高められ、私たちの生活に役立っています。また、愛玩を目的とした家庭動物、環境教育を目的とした動物園動物、そして自然環境に生息する野生動物は、どれも身近な動物として私たちの生活と密接な関わりを持ちます。動物のいるくらし研究室では、様々な動物種を研究の対象にして、動物たちの生殖や行動に注目し、文化的な側面を含めて動物と人間との関わりをテーマにしています。都市近郊における園芸生産や生産物の利用に関わる問題を研究しています。キウイフルーツ、ブルーベリーなどの果樹や、トマト、メロン、カボチャなどの野菜を栽培し、成分分析や遺伝解析により生産者や消費者に有用な特性を追究します。また、園芸植物は生活に潤いをもたらす存在でもあり、植物の華やかな色を構成するカロテノイドやアントシアニン色素の分析を行っています。植物は、食料として生産されるだけでなく、花や緑を楽しむため、また環境の保全や修復に役立つなど私たちのくらしに様々に関わっています。また植物の中には人間にとって有用な成分を含むものがあり、近年では、野菜や果物に含まれる機能性成分が注目されています。「くらしの植物」研究室では植物の生理機能に着目し、養分吸収や体内代謝の制御機構を明らかにすることによる、高機能野菜や果物の選抜・育成など植物の機能を利用した研究を行っていきます。公園緑地の整備運営や緑化の推進、生物多様性の保全や普及啓発、レクリエーション機能の整備等による安全で快適な住環境の創出、生物資源(人材、農林水産物、文化等)の活用・連携や住民主体のまちづくり等を通じた地域活性化を主な研究テーマとしています。「住まいと環境」研究室では、こうした暮らしの改善・向上に資する広範かつ実践的な知識や手法等を、自然科学と社会科学の双方から学ぶことができます。くらしのバイオ研究室くらしの中の様々な事象をバイオの視点で切り取ります。くらしの微生物研究室実験室からフィールドまで、2つのアプローチで微生物の謎に迫ります。食と健康研究室食の機能と安全の研究を通じて健康的な食生活に貢献します。動物のいるくらし研究室多様化する動物と人との関わりの中で、動物の生殖や行動について研究を行っています。都市と園芸研究室野菜や果物の栽培と利用を分子レベルで理解します。くらしの植物研究室植物パワーをくらしに活かします。住まいと環境研究室安全で快適な住環境の創出や生物資源を活用した地域活性化等を研究しています。

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